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『彼女と俺の恋愛日常』 Parasol 原画・ちこたむ,鳴海ゆう 女子高校生と恋愛!実妹と近親相姦!

彼女と俺の恋愛日常』の画像・感想まとめ!

『彼女と俺の恋愛日常』用の画像。
彼女と俺の恋愛日常』ダウンロード用の画像

彼女と俺の恋愛日常(ラブリーデイ)』は、
Parasolが贈る「一途に愛する女の子とイチャイチャあまあまADV」です!

原画:ちこたむ氏(Clover Day(?^: [\'] )s)・
鳴海ゆう氏(初恋サンカイメ)、
シナリオ:宮村優氏(きゃんきゃんバニープルミエール2 Refresh)・
田中タクヤ氏(晴のちきっと菜の花びより)・
夏森公彦氏(あま恋シロップス ~恥じらう恋心でシたくなる甘神様の恋祭り~)が担当しました!

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どんな内容のストーリィなの?

アナタ(主人公)は「絵画系」(重要)な美術の特待生です
ところが、絵を描くのをサボってフィギュア(立体)にハマってしまう!
このままでは特待生の資格を失ってしまいます……

そこで学園が出した条件は、「絵画コンクールで入賞する」ことでした
アナタは、絵のモデルを探しているうちに、ヒロイン恋愛を体験していきます!

この美少女ゲーム(エロゲー)の見どころは何?

人気イラストレータが夢の共演!

大人気ちこたむ先生と鳴海ゆう先生が原画を担当していますよ~
カワイらしい女子高校生たちに囲まれて、楽しい学園生活を味わおう

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幼なじみと ついに初セックス
DLして未成年者膣内種付け

ヒロイン全員が一途に努力する女の子!

恋人になる女子学生たちは、みんながみんな、アナタとの初恋に積極的です!
あなたに愛されようと がんばるヒロインたち──キュンキュン来ますね~

アナタをめぐって、かわいらしいヤキモチも焼いてくれます
──病的なヤンデレちゃんは、いない、よね……?

エッチなシチュエーションが充実!

純愛系のシナリオがメインですが、セックスの場面は濃厚ですよー

爆乳ちゃんにパイズリ+フェラチオさせるのは あたりまえ!
アナルロータバイブ責めたり、全裸にしてバックからバコバコ突きまくろう!
アイドルのコスチューム姿で着衣プレイ制服姿でオマンコクンニしまくりィ!
女の子オシッコのニオイを指摘する、というマニアックプレイ興奮しますよ!

そして、血の つながった実の妹チンコで つながっちゃう!(うわぁ……
近親相姦セックスロリ実妹イキまくりィ!

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フェラチオ+クンニ69が最高な件www
──楽しかったなぁ……(何かを回想中)

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登場する人物(キャラクタ・ヒロイン・主人公)は誰が いるの?

成績優秀の優等生 真白 結花 (ましろ ゆか)

「成績優秀の優等生 真白 結花 (ましろ ゆか)」の画像。

学年:2年 身長:149cm スリーサイズ:B79(B)/ W54/ H82
好きなもの:翔の描いた絵 苦手なもの:ジャングルジム

全国トップクラスの学力を評価され、特待生として櫻乃杜学園に籍を置く才女。
誰に対しても分け隔てなく接し、常に微笑みを絶やさない。
品行方正・眉目秀麗という言葉は彼女のためにあると言っても過言ではない。

幼稚園では主人公と同じクラスでよく遊んでいたが、進学と共に疎遠になっていた。
数年を経て再会してからは、再び仲良くしたいと機会を伺っている。

「こんにちは、真白結花です。 私のこと覚えてるかな?」

CV:秋野花

  • 才色兼備で運動神経抜群の完璧超人
  • でも本人はそんなたいした人間じゃないと言う
  • 過ぎた謙遜にしか聞こえないが、そこまで言うのはなにか理由があるんだろうなと察しがつきます
  • その理由は将来の夢が無い、やりたいことが見つからないというもの
  • 何も無いのが悩みとはこれいかに
  • タイムカプセル発掘という逆転手により、お医者さんを目指すという夢を思い出す

クラスのマスコット的存在、フレンドリーな留学生 金剛 アリス (こんごう ありす)

「クラスのマスコット的存在、フレンドリーな留学生 金剛 アリス (こんごう ありす)」の画像。

学年:2年 身長:143cm スリーサイズ:B78(A)/ W52/ H81
好きなもの:楽しいこと、お喋り 苦手なもの:陰口、ジッとしてること

約半年前にカナダからやってきた転校生。
アーチェリーのカナダチャンピオンであり、特待生として招かれている。
小柄の身体に常に絶やさない人懐っこい笑顔。 明るく積極的な性格から、
クラスではみんなに愛されるマスコットとして扱われている。

日本人とカナダ人のハーフで、日本語は物心がつく頃から身近にあった。
おかげでカタコトではあるが、日常会話は問題なくこなせる。

「Ok、これでyouとワタシはFriendデスね。よろしくデス! Friendになった記念に早速遊びまショー!」

CV:小鳥居夕花

  • 初めて見た時、この名前と容姿のインパクトにアレとアレを想像したのは言うまでもありませんw
  • しゃべり方は思ったよりも普通だったなという印象
  • 部長さんがアリスがなにかに似ている発言をして一瞬頭に再度浮上しましたが、さすがにそんなことは無かった
  • あたまナデナデでSD犬化
  • このSD絵がかわいすぎる!
  • ひたすらなでまわしたいおもちかえりしたいあぁ^~

人気急上昇中のアイドル 赤峰 しずか (あかみね しずか)

「人気急上昇中のアイドル 赤峰 しずか (あかみね しずか)」の画像。

学年:1年 身長:149cm スリーサイズ:B85(D)/ W53/ H83
好きなもの:舞台鑑賞 苦手なもの:妥協と手抜き

芸能の才を認められ、特待生として櫻乃杜学園に籍を置く少女。
国民的アイドルグループ “ノワール・フルール” のエース。
美しい容姿と高い歌唱力、そして独特のキャラクターから多くのファンを持つ。
性格はまじめの一言に尽き、曲がったことは決して許さない。
礼儀は正しいが、愛想を振りまくこともなく他のアイドルと一線を画している。

学生の本分が学業と考えており、学園生活を最優先にしている。
そのため芸能活動は放課後、または週末限定としている。

「アイドルだからといって特別扱いはしないでください。 互いに特待生としてみんなの規範になれるよう精進に励みましょう」

CV:春乃いろは

  • 人気絶頂のトップアイドル
  • でも歌っていて楽しそうじゃない?
  • 元々は劇団所属で舞台女優を目指していた
  • アイドルよりは演劇をやりたいと考えている
  • 別の世界を本業の肥やしにする
  • ある意味、主人公と境遇は似ていると言える

普通科所属の妹。 実は隠れた才能を秘めている!? 蒼井 遙 (あおい はるか)

「普通科所属の妹。 実は隠れた才能を秘めている!? 蒼井 遙 (あおい はるか)」の画像。

学年:1年 身長:145cm スリーサイズ:B76(AA)/ W52/ H80
好きなもの:体臭 苦手なもの:無臭

主人公の1つ下の妹。 兄と同じ櫻乃杜学園に通っている。
極度の人見知りで、初対面の相手とは目を合わせることもできない。
引っ込み思案で自己主張できないが、兄に対してだけは例外。
言いたいことをハッキリと口にし、むしろ積極的ですらある。
周囲からは重度のブラコンと思われているが、本人も自覚している。

兄が寮生活を始め、離ればなれになってしまったことを悲しんでいる。
早くコンクールを終えて帰ってきてほしいと祈らない日はない。

「お兄ちゃん、お肉ばかりじゃなくて野菜も食べないと栄養が偏るよ……」

CV:くすはらゆい

  • 主人公の実妹
  • 開幕パンツ撮らせてくれ!でインパクトは十分
  • そのあと着替え中にバッタリ→撮影開始
  • 恥らいつつも(←重要)応じてくれる遙
  • 全ては創作活動のため。資料です。健全
  • なんだこれw
  • パンツのシワが!食い込みが!股間の盛り上がりと割れ目に対してどうのこうの・・・とアツく語る主人公
  • わかる。超わかる
  • シワの具合とか縫い目の表現とか、布の質感って大事だよね

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彼女と俺の恋愛日常』のストーリィや内容は?

主人公、蒼井翔は美術(絵画)の特待生として櫻乃杜学園に籍を置いている。
しかし、入学後すぐにフィギュアに魅せられ、造形の二次創作にはまってしまう。

成果らしい成果を出していない翔に対して学園は―
「次のコンクールで入選しなければ特待生資格を剥奪する」

それを知った両親は、絵に集中できるよう寮へと押し込める。
寮には造形のための設備がない、これでは満足な創作が出来ない!
ホビフェスに出展するためにも家に帰ることは急務!
仕方がないからコンクールに出るよ! と邪な考えから決意する。

これまで翔は、見た物を見たままに感じたままに生まれ持ったセンスと感覚のみで絵を描いてきた。
それは十分凄いことであり才能ではあるが、造形で二次創作を経験したことによって考え方が変わっていた。

二次創作においてもっとも大切なのは、キャラへの愛!

そのキャラがどういう人物なのか、なにを考えどう行動するのか、またバックボーンとなる背景には何があるのか、
作品世界に対する深い造詣があるかないかで作品の出来映えは天と地ほどの差が生まれる。

コンクールのモデルを女の子に決める翔だが、ただ座らせてスケッチするのでは意味が無い。
何気ない仕草やその子が本当はどういう性格なのか、考え方をするのか、
なにを思いなにを秘めているのかどういうバックボーンを持っているのか、それを知るべきだ。
絵を描くのはそれが整ってからだ!と考え女の子の観察をはじめる。

観察が進むにつれ女の子の内面に触れ、悩みを知っていく翔。
果たしてコンクールで入選できるのか!
そして女の子との関係は!?

彼女と俺の恋愛日常』のコメント・レビュー・ネタバレ感想 まとめ

公式サイト:彼女と俺の恋愛日常::公式ホームページ

体験版の評価

  • エロシーンは7つ見られました。真白結花1は全裸バック、アリス1は全裸・アナルローター+バイブ責めです
  • 赤峰しずか1はアイドルコスでバックで、自ら広げて求めてきます。アイドル設定をうまく活かしてますシチュでした
  • 遙1は立位Hで、制服や黒ニーソがしっかり残っていていい着衣Hでした
  • 真白結花2は制服着せたままのクンニです。おしっこのにおいなどを主人公が指摘し、羞恥感あるシーンでした
  • しずか2はパイズリ、遙2はフェラです
  • まとめ
  • コミカルな明るい雰囲気で、会話のテンポもよく、楽しく読めました。システム的には特に変わった要素はなく、オーソドックスなノベルゲームでした
  • キャラは妹・幼なじみ優等生・ハーフ・人気アイドルとバラエティーに富んでました。個人的には部長が主人公と気が合うオタク美人で好みでしたが、残念ながらサブキャラなようです(本人いわく”攻略不可能”)
  • エロシーンは着衣Hが結構ありました。プレイ内容もいろいろで、被らないように工夫されてました

製品版の批評・感想

  • 買って良かった
  • このソフト、発売日に買ってから一週間足らずで数千円も値段が下がり、悔しい思いをしましたが、内容は悪くないです。CGは綺麗ですし、システム面も良いです。セーブフォルダはなんと200、お気に入りのシーンを沢山セーブ出来て大満足。Hシーンも豊富で、付き合ってからはHばっかりしてます。選択肢も少なく、モデルに選んだ子のルートにそのまま入ります。肝心のシナリオですが、これは可のレベルかな。ヒロインはそれぞれ問題を抱えていて、それを解決するというもの。引き込まれることはないですが、物語を進めるうえで、退屈はしませんでした。買って良かったと思います
    追伸~7470円で買った当該商品が一時期2400円前後まで下がりました
  • これはいい
  • 先日、レビューと値段の安さにつられ購入しました。まだ、4時間程しかプレイしていませんが、絵も可愛らしくきれいですし、声優さんの声もきれいで、内容もこの先どうなるのかと気になり、展開を考える楽しみもあっていていいと思います。自分は、Angel Beats!とゆずソフトの作品を4点(どれも気に入ってる)と他のメーカー作品2点(はまらなかった)をプレイした事しかない超初心者ですが、この作品は気に入りました。フラグも立たないうちから、たまに急展開ででてくる、ちょいエロシーンも楽しいです
    何よりも新品でこの値段!自分のような、まだこの世界がよく分からず、たくさんのメーカーからどんなソフトを選べばいいかかわからないという方、ゆずソフトのDRACU-RIOT! 天色*アイルノーツ サノバウィッチが気に入ってる方、学園ものが好きな方は買う価値あると思います
  • 共通疑問・・・なぜこんなに安いのか?
  • 一人目のレビューを見てアマゾンで購入
    確かに、ベタな展開ではあるが、十分にフルプライスの価値がある
    そして共通の疑問。「なぜこんなに安いのか」分らない
    下手な抜きゲーよりHシーンも充実。ちゃんと感情移入させてくれる
    この価格なら絶対に「買い」です
  • CANVAS
  • プロローグはF&CのCANVASの設定と同じ…
    とある理由で、絵を描かなくなった特待生の主人公、それに対し学校は何らかの成果を出さんと特待生の資格はく奪する旨を伝える…
    まんまです…
    まあ、CANVAS主人公程、重い理由で描かなくなった分けでは無いし、むしろ笑える…
    序盤に明かされる理由は、フィギュア制作に、夢中になり過ぎてと言うトンでも理由だし…
    ただ、CANVASの1、2程重いシナリオじゃ無いので、気軽にプレイ出来るのは良いです
    私的には、中央の黒髪娘のシナリオが良かったかな?
    声優さん達も良くも悪くも無い、標準的な感じ
    それに何故か、滅茶苦茶安くなってるし…(造り過ぎた?のか)
    この評価も3000円前後でならの評価で、フルプライスでの購入なら半分位の評価
    この値段なら、買いですね
  • 幼馴染ヒロインが可愛すぎる
  • 久しぶりにギャルゲーをしたら 積みゲーがあったのを思い出して消化
    ゆうか可愛い 可愛すぎる 声も殺人的にいい(笑)
  • ヨダレを拭いてくれた幼馴染ヒロインがいたか思い出しているが 思い出せない
  • 可愛いまだ途中だけど
    皆が言っているように何故こんなに安いいのか 普通に普通以上に出来のいい学園モノであると思うのだが
    訳がわからない
  • 幼馴染ヒロイン可愛いですよ 癒されたい人はどうぞ 声も優しいです♡ 星七つぐらいつけたいです
    やっぱりというか 必然であろうCANVASを思い出しました。私的にはCANVASIとCANVASIIは最高傑作と思っている そしてIIのオープニングはこれ以上ないものと自分の中ではなっている。 初回盤の方ね
  • かわいいキャラに、ちりばめられたイチャラブ展開
  • このふたつがあれば十分だよね
  • 遙のぶっ飛び具合が特にすごかった
  • プレイ時間は26時間ほど
  • ほどよいボリューム
  • 思った通り、体験版部分≒共通ルートでした
  • 選択肢は4択で一発ルート固定
  • 私は結花→アリス→しずか→遙の順に進めたのですが、最後の遙にみんな持っていかれた感がありますw
  • 一途に恋する女の子とイチャイチャ甘々ADV
  • ヒロインと一緒の生活が楽しい
    A 一緒に寮生活
    A 寮生活楽しそう裏山
  • バカップル万歳
    A 妹ルートは行き過ぎであるw
    A ええもう、バカップル全開です
  • プリズム lovely day(『彼女と俺の恋愛日常』のOP )
    茶太さんの声にはいつも癒されますね。あとBメロが3拍子なのが良い
  • プリズム lovely day(『彼女と俺の恋愛日常』のOP )
    出だしがタマ○ームのCM思いだす
  • ライターも一緒だしCanvasシリーズだね。違いといえばエロ、萌え増量、シリアス減かな
  • 変に奇をてらわない世界でヒロインといちゃらぶする話だが、サブはもとよりヒロイン同士の横の繋がりも薄く味気ない作りになってしまっている。その中でも実妹こと遥ルートのテキストがどこかおるごぅる氏を思い出させるような文体で、くすはらゆいボイスとも相まって楽しめたことも追記しておく。お目当てだった真白ルートが優等生の面を強調した作りで嫉妬など緩急を付ける要素もなく弛れてしまったことが残念
  • パラソル作品では、前作に次ぐ「普通に楽しめるレベルのイチャラブゲー」+「異常なほど可愛い妹ルート」ゲーと言えよう。このブランドは毎回エロだけでは鉄板で、今作も幼馴染みにメイドご主人様プレイとか、萌えゲのエロ王道を解っていて素晴らしいのだが、今作はそこにシナリオブーストがきちんと適切に掛かっているので隙が少ない。ちこたむヒロインのシナリオは、ヒロインの悩みを、恋人後の恋愛のなかで少しずつ解決していくという構造によって「シナリオのテーマ進行」と「主人公に感謝デスイチャラブ」を反復させていくという、イチャラブ描写とテーマ進行を危なげなく進めていく丁寧な作りなのに、そんな鉄板を隕石によって打ち破っていくのが実妹シナリオだ。シリアスやシナリオが逆に欲しくなるような、兄妹のふたりだけの世界が最初から最後まで展開されており、近親相姦シナリオというよりも火星人の恋愛のようなイチャラブショックの清々しさよ
  • ・総CG枚数(差分無し)88枚 総回想数 27枠
  • ・キャラ別CG(エロCG)&回想数
  • 結花 23枚(12) 6回
    アリス 22枚(10) 6回
    しずか 21枚(11) 7回
    遙 20枚(11) 7回
  • その他 2枚1回
  • (備考:その他の1回は眼鏡エチです)
  • ・クリック数
  • 簡単な説明:クリック数つーのは、既読スキップオン+テキスト速度ノーウェイト環境下で計った、ゲーム開始時から作品を終えるまで各シナリオ毎のクリックの合計回数のこと。以下そのメリットについて
    (1)初回プレイ時の「共通」+「個別」のシナリオの総容量が分かる
    (2)2周目以降の、共通シナリオを除いた個別シナリオの総容量が分かる
    (ゆえに、一周目のヒロインルートはクリ数が多く、二周目以降はたぶん半減するが、一周目の「個別ルート」が他よりも長いというわけではないので注意)
  • (3)エロテキストのクリ数と。それを含んだ全シナリオのクリ数を比較すれば、両者の割合もある程度はわかる
    (4)テキスト速度の環境さえ同じなら、プレイ時間と違ってユーザーによる計測誤差は少ない
    といった四点が指標として役に立つとバッチャが言っていたような気がしないでもない
    (5)BCは主人公とヒロインが恋人になる前までのクリック数で、ACは恋人になったあとのクリック数ね
    「その恋人になった「まえ/あと」ってどう定義するの?というのはなかなかにむずかしい話であるが、大抵のエロゲには告白CGなるものがありますからそこを基準にします
    そういうCGがなかったり、なんかズルズルだらしない感じでずっこんばっこんなシナリオの場合は、まぁ僕がテキトーに判断しますが、その場合は「?AC6992」みたいに?をつけまつ
    そういや「誰とも付き合わないシナリオ」っていうのもあらわな。そう言う場合は特にACとかBCとかは書きません
    1周目 アリス 「11710」 BC5488 AC6222
    2周目 しずか 「8925」 BC1889 AC7036
    3周目 結花 「73731 BC886 AC6487
    4周目 遙 「10798」 BC1127 AC9671
  • (備考:特になし)
  • ・各キャラのHシーンのクリック数
  • ・アリス 1:305 2:412 3:508 4:464 5:332 6:428
    ・しずか 1:511 2:236 3:284 4:246 5:368 6:334 7:267
    ・結花 1:536 2:268 3:391 4:278 5:361 6:308
    ・遙 1:521 2:267 3:286 4:385 5:486 6:235 7:225
  • ☆作品の大まかな評価
    簡単な説明:これはもうそのまんまですな。一応Z~SSSまでの評価基準が存在するらしいのですが、大抵はC~Aの間に収まっているようです
    「C」がだいたい「やってもやらなくても別にいいんじゃね」。「B」が「やればけっこう面白いんじゃね」。Aが「やってないヤツは人生つまないんじゃね」
    といったかんじになっております。あと「全体評価」っていうのは、その項目における「作品全体」から感じる何となく駄目だとかイイとかそういう評価です
    あと、これは当たり前すぎて却って説明しにくいものですけど、僕の定義による「シナリオ評価」ってヤツは「感動させなきゃダメ」とか「深いテーマが無きゃダメ」とか、
    そういうヤツではなくて、基本的には「その作品が目指していると思われるものが、どれくらい達成されているか?」というような「完成度」評価に近いものかも知れません
    ですから、原理的には抜きゲであろうと萌えゲであろうとシナリオゲであろうとも、その作品が目指しているものが完成されていると判断すれば、シナリオ評価は高くなるって話です
    ・シナリオ評価
  • アリス B+
    しずか B-
    結花 B+
    遙 A-
    全体評価 B+
  • ・イチャラブ評価
  • アリス B+
    しずか B-
    結花 B+
    遙 AA
    全体評価 A-
  • ・エロ評価
  • アリス A-
    しずか B
    結花 A-
    遙 A-
  • 全体評価 A-
  • ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
  • (1)テン年代後半エロゲのイチャラブ日常
  • 「イチャラブゲー」という言葉が、もう既に古くなっているというか、あるジャンルを示す言葉として、あまり機能しなくなっているとしたら、これはエロゲ史的に言えば「萌えエロ」と同じような事情によるものだろう
    つまり「イチャラブ」なり「萌えエロ」なりと言った言葉で「示されてるような内容の作品が、エロゲ業界から消えている」というよりも「そのような内容が、大半の作品で当たり前」になっているので、特にそれについて特筆する必要が無いのだ
    馬鹿げた例で言えば、中だしエロゲーなるジャンルは基本存在しないわけだ。それは「中だし」というエロ行為が全く無いからではなく、単に全てのエロゲは基本中田視するので、
    それは「他との差異を際だたせる」機能を持たずに、ジャンルとしては成立しない。馬鹿っぽく言えば、倫理規定の変更で、中だしが禁止になるだけで「中だしエロゲ」というジャンルは成立するわけだ
    とはいっても、これで「イチャラブエロゲ」の問題が何か解決するわけでも無い。依然として、このジャンルは……というか、エロゲの大半が恋愛モノであり、またその中の大半が普通の平凡な恋愛を望んでいる以上、
    「イチャラブ」という言葉は変わって、それと類似したような意味内容を示すジャンルが生まれたとしても、そこで「どのようなイチャラブが良いのか」という問題は生まれてくるわけだ。、
    さらに、こうした規範的な欲望は言語化するのが難しいというか、それに距離を置いて批評するのは自分と作品に対して疎外を生むので、これらは常に「この作品の○○な感じがイチャラブなのだ」といった無数の異なる言説を生んでいく
    別にここは、昨今のイチャラブゲーを批評する場では無いので、僕としては適当な一例を上げて、このお話を切り上げるつもりであるが、最近の作品で言えば「銀色、遙か」という作品のワンルートをやって、
  • 「ああ、ついに自分には理解出来ないというか、自分のあまり好きじゃ無い感じのイチャラブゲーが出てきたものだ」
  • と思ったものだ。まぁこれはワンルートしかやってないし「どのルートもそのルートと同じだよ」というオタ友人の話を聞いて、そこで切り上げた作品なので、ここではこの作品をどうこう批評はしない
    ただ、その上で「僕の気に入らない感じ」を単に述べるとするなら、単に普通の一般的な大人ドラマ(会社での成功がどうこうみたいな話)に、そこに適切なイチャラブを含んで人生頑張ろうみたいな話をされたところで、
    何か勝ち組キャリアウーマンのアカウントをフォローして「今日も旦那とセックスしなきゃ」みたいなツイートを延々と読まされているみたいで、オレ、なにやっているんだろう?という気分に襲われるわけである
    もちろん、これを「イチャラブゲーではない」と言うことは、基本的に出来ないというか、まぁそうは言いにくいだろう。イチャラブゲーの大まかな文脈から見れば、この作品は別にそこからずれているわけでは無いのだ
    だから、ここでわかることは「イチャラブゲー」が好きな人といっても、その人は別に「イチャラブゲー」なら何でもいいと言う話ではないこと。もっと言えば、
    「イチャラブゲーのシナリオ」に何を求めているのか?と言う話にもなってくるし、そこから「こういうシナリオに、こういうイチャラブがあると良い」みたいな話をすることも可能になってくるだろう
    そういう意味では、僕の見る限りだと、ここ数年のイチャラブエロゲ、またそれに近い萌えゲを見る限りだと、ここ最近の作品は、それを「イチャラブゲー」と形容されるかはさておくとして、
    「単にイチャラブシーンだけが続くシナリオ」というよりも「なにかちょっとしたシナリオ展開に、イチャラブシーン」を塗すような作品が増えていると思う
    そして、そのような作品は、前段にも触れたように、あまり「イチャラブエロゲ」と言われないような傾向が出ているように思える。ここらへん、漠然とした判断なので確たる根拠は無いけれども、
    2017年の1月作品で言えば「人気声優の作り方」とか「ヒットミー」みたいな作品は、イチャラブゲーをベースとしながら、そこにそれなりによさげなシナリオを塗すことで評価を得ている作品だと思う
    この場合、言説上に挙がってくるのは、上部の「よさげなシナリオ」であり、下部の「イチャラブ描写そのもの」は、それは当たり前のモノとして言及されないような構造というか
    とはこのように前口上を述べてみたはいいものの、この作品、少なくとも「体験版をやった感じ」では、一応はイチャラブゲーを名乗ってはいるものの、そう思えるのは少数に限られるような、
    「どんな作品なのか全くわからない」作品ではある
    まぁ「体験版の共通ルートと、本編個別ルートが基本的に異なる」とは、これはパラソルの伝統であり、パラソルの体験版をやって回避とか購入決定をするのはパラソル素人だと無駄な玄人自慢をしながら、
    共通ルートの要約と何故このような共通ルートが生まれるのか、若干の考察をしてみよう
    以上の目標を一言で要約するなら「これって全ては本編の個別ルートの伏線オンリーで共通をやっているからだよねー」ということになるが、コレだとわかる人しかわからないので詳細に説明しよう
    共通ルートは、主人公と赤の他人(結花さん、しずかちゃん)と軽い友達程度(アリスちゃん)と腐れ付き合い(眼鏡サブヒロイン)と実妹という、
    その過半数が「主人公とあまり面識が薄い」状態でありながら、その面識の薄いヒロイン達と個別イベントで速攻で仲良くなるイベントを散りばめながら、
    イベント進行の半分近くは眼鏡先輩との漫才に終始する(因みに本編ではこの先輩、特に出番は薄い)という、まぁエロゲの体験版としては非常に販売訴求力の薄い内容になっている
    どうしてそうなのかと言えば、まずシーンの大半があまり人気の無いメガネのサブヒロインに当てられているっていうのが一番の理由で、
    二番目の理由としては、これが萌えゲーだとするならば、面識の薄いヒロインと仲良くなるならば、それなりの描写やイベントが必要なのに、それがなんか超パヤな手抜きに見えて、
    三番目くらいには、以上の理由と合わせて、ヒロインが全員集合せずに、主人公とヒロインのピンのやり取りがメインなのが、学園エロゲーではお約束的な賑やか雰囲気が無いし、
    トドメとして、共通ルートから眼鏡先輩のあまり嬉しくないアシコキとか、お目当てが多そうなアリスちゃんに無理に手コキとかさせている時点で、これはテキトーな萌え抜きゲーじゃね?疑いが濃厚だからじゃ
    主人公が軽いナンパ野郎に見えるという当初の批判も、テキストだけでは無く、このような構成に起因するだろう
    複数の初対面ヒロインと、しかもヒロイン全員集合状態の掛け合いのなかでは無く、ピンでヒロインとやり取りして同じスピードで仲良くなったら、例え口調が真面目であっても結果論的にはナンパ野郎確定ですからなー
    しかし余談を言えば、ここらへんのエロゲオタの感性って、殆どゼロ年代から変わらないんだなぁと南無阿弥陀仏。我々エロゲオタ同志諸君はいくらソシャゲに堕ちようとも心は何時まで経っても南無妙法蓮チェリーボーイ!
  • まぁ余談はさておき、こうした構成になった理由としては、これは本編の個別ルートをやれば何となく理由はわかると思うのだが、この作品の共通ルートは、先にも言ったように、
    「個別ルートの伏線として機能している」のはどのエロゲだって同じじゃ無いか?と言われそうなので「共通ルートという枠組みを作らずに、そのまま個別ルートを強引に共通にぶち込んだ」と言えばわかりやすいだろう
    つまり、普通の共通ルートが、ヒロインA~Dの個別ルートの伏線を「共通ルートの物語のなかに」纏めているとしたら、この作品は(共通での)個別A→B個別→C個別→D個別を無理に繋げている感じで、
    間に挿入される眼鏡先輩のイベントも、基本的にはそれぞれの個別ルートの主人公の物語の伏線となっている
    それと、この作品の「恋愛日常」というタイトルを意識して、あくまでこの作品はヒロインと主人公の一体一の恋愛描写を基本としますよーっていうのを、共通ルートでアピールしたかったのかも知れないね。完全に裏目でているけど
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
  • (2)アイドルしずかちゃんのアイドル恋愛ではない(非性的な意味での)変態日常
  • 僕の点数や一言コメを見ればわかるように、この作品全体は結構良い出来だと思うし、他の人の評価でも「パラソルにしては、シナリオがまとも」とか「普通に面白い」みたいに、
    「シナリオ的な意味でも面白い」みたいな文脈で褒めている人が多いように思える
    大まかな評価で言えば、このような評価は別に嘘では無いし、妥当だろうと僕も思う。あくまで「大まかな評価」で言えば、今作は「普通の恋愛シナリオ」として見ても合格点くらいは付けられる出来だ
    まずはその点を、僕の中では一番出来が悪いと思っている「しずか」ルートのシナリオから語っていこうと思う。しかし出来が悪いと言っても、上の評価で言えば、僕はこれにBマイナスくらいは付けているんだけども
    このシナリオ、まずは大まかに評言すれば……
  • 「次から次へと軽いイベント展開を引き起こしていくジェットコースター的な構造を、アイドルヒロインなのに、アイドルシリアス展開を一切使わないことで、読み手に独占厨的な安心感と物語の興味を持たせていく」
  • ようなシナリオだと言えるだろう。なので、そこらへんを逐一ネタバレすると、シナリオに対してネタバレ失礼な感じはあるんだけど、まぁ途中までくらいなら構わないだろう。適当にシナリオを端折りながら要約していくと、
  • >絵のモデルをアイドルのしずかちゃんにキメた主人公。しかし、しずかちゃんは「仕事が忙しくて無理です」と誠実に拒否する。それじゃあ仕方がねぇと諦めきれない主人公は、数日後、とある案をしずかちゃんに持ちかけようとするが、
    そこに演劇部の部長(♀)が現れて、しずかちゃんを学園祭の演劇に誘う。これも「仕事が忙しくて」と一旦は断るものの、演劇部で実際に練習してみたら演劇の凄さに改めて感動し、学園祭の誘いを受けることに
    ここで困った主人公が、しずかちゃんにとある案を打ち明ける。自分はモデルのイメージを固める為に、しずかちゃんと日常を共にしたいんだ。演劇の練習の時間だけでも良いから、側にいさせて貰えないだろうか?と
    主人公を憎からず思っていたしずかちゃんは、それを了承。んで色々あって仲良くなったあと、主役のコツが掴めないしずかちゃんが「主人公が好きだ」と言いながら「恋愛感情を知るために、私と付き合って欲しい」でその場でセックス
    主人公と恋人になったしずかちゃんは、イイ感じで演技を極めていくものの、あと一歩のところで役に届かない。そんな最中、しずかちゃんが、主人公がしずかちゃんと付き合う前に、アリスちゃんに手コキをさせていたこと知ってしまい……
  • と、この時点でだいたい後半に入ったところだと思うが、見ての通りに「結構盛り沢山」なシナリオなのは、この要約を見ればわかると思う。この要約ベースで書けば、エンディングまであと七行くらいは必要になるくらいには起伏が激しい
    さて、問題は、この起伏の激しいシナリオが「何を語ろうとしてそうなっているか?」と、これが「どのようなイチャラブと関係しているのか?」ってことだと思う。まず前者からいくと、
    まず第一目的としては「シナリオの先の展開を読ませない」ってところだろう。このシナリオ、初っ端から「アイドルなのに恋愛OK]とか、読み手の予想を裏切るような展開を続けており、これを最後まで続けている
    第二に、まぁこれは要約を見ればわかると思うが「演劇とは何か?みたいな教養物語をやりたがっている」ということ。これが第一の予測不可能性と合わさって「こういう話をしたいのかなー」と読者を最後まで引っ張ろうとしているわけだ
    それでは、このような「予測不可能性なシナリオと演劇云々」の話は、イチャラブ描写とどう結びついているのか。このシナリオのそれを語る場合には、主人公とヒロインの関係性の、安定性と不安定性の二つのベクトルを使うのが良いと思う
    それをエロゲ的にわかりやすく言うのであれば、極端な方向性で言えば「NTR疑惑」とか「アイドルだから引き裂かれ展開」みたいのが「不安定性」ベクトルで「安定性」ベクトルは、恋人状態で信頼しているから大丈夫だっていう話
    このシナリオはこの二つのベクトルを、基本は安定正方向に向かいながらも、ときどきに「不安定性ベクトル」に引っ張ることで、大半はプラスのイチャラブ効果をあげながら、まぁ後半の一部は微妙に失敗していると思う
    「安定方向に向かう」っていうのは、前にも書いたように、このシナリオは「アイドルシナリオ絡みの糞シリアス」が最初から最後まで排除されて「いることが予告されている」こと。恋愛完全OKな事務所ってことでね
    でも、不安定性ベクトルも、常に存在はしているわけだ。上のシナリオ要約を見ればわかるように、序盤は「演劇部の部長(メスだけどね)にしずかちゃんを取られるかもしれない」だし、
    中盤以降は、一応はお互いに好意を告白していても「役の為に恋愛しているんじゃ無いか?」みたいな不安とか、あとアリスちゃんの手コキが発覚したりとか、その辺の話は常に潜在している
    えー、これの何が「プラスに働くんですか?」って大半の人は疑問に思うかもしれないが、まずこれは基本的なところだと、安定性ベクトルとの絡みで「不安な要素はあるかもしれない」けども、
    常に主人公やヒロインその不安を埋めるためにそこでイチャラブするって言うのがある。つまり、安定性ベクトル「だけ」ではイチャラブ描写にならないけど、そこに不安定性を入れて、それに対抗することでイチャ描写が生まれるって話
    とはいっても、それよりも重要なのは、この安定性と不安定性のベクトルから生まれるイチャラブ描写が、実は「演劇とは何か?という教養物語」とそれなりに関係している、って所だろう
    あんまりコレを言うとネタバレになるんだけども、このシナリオの演劇のテーマ性はきほん「自分の知らない感情を修得する」とか「自分が知らなかった自分の感情を知る」みたいな話なんだが、
    これが「しずかちゃんの性格や演技の変化」となって恋愛と日常描写の上で並行していくわけ。アイドルの時は真面目ボイスなしずかちゃんが、演劇や主人公とイチャしている時には年相応のきゃぴボイスになるっていうのがベースで、
    そっから恋人になったあと主人公が廊下で妹と仲良くしてるのを見ると、何の挨拶も無く主人公に速攻キスして、妹ちゃんに当て付けるように「行ってきますのキスですから!」と宣戦布告したりな
    つまり、簡単に要約するなら、
  • 「シナリオ上の安定性と不安定性のベクトルを、しずかちゃんというヒロインの性格や言動の変化に合わせて、そこにイチャラブ描写も変えていくことで、ヒロインの色んな内面を楽しめるようなイチャラブを用意している」
  • とでも言えようか。まぁこれはずいぶんと「好意的に見た」場合のそれだが、成功している部分は結構上手くいっている。CV:春乃いろはさんの名演技もあって、シナリオの不安定ベクトル毎にイチャラブ描写を変えていくので、
    「ライブのあとに急に発情し出す」みたいな、それ自体はお約束なエロシーンも「今までのシーンでそんな素振り」無かっただけに、恋愛の進行と共にさまざまな表情を見せてくれるしずかちゃんはけっこう可愛い
    それに、こうした起伏だらけのシナリオであっても「変わるのはあくまでしずかちゃんの性格だけ」で「しずかちゃんと主人公がずっとそばにいる」と言うような、日常の持続ムードをきちんと押さえている点は、
    今までのパラソルシナリオよりもマシになっているところだ。パラソルのシナリオって、結構アレな方向にぶっ飛ぶことが多くて、このしずかシナリオはその亜流だと言えるものの、全体として「破綻している」ような印象は薄い
    逆に言えば「破綻している」というよりも、最後に「上手く纏めよう」としすぎたところで失敗しているなーっていう感はある。この最後の部分だけは、しずかちゃんシナリオのキモの部分とは関係薄いのでネタバレすると、
    最後の方は「しずかちゃん」の問題では無く「主人公の問題」を解決しようっていう話になっている。他シナリオでは、この点はあまり注目されていないので、このシナリオでそこらへんをやろうっていう全体構成もあるかもしれないが、
    どうにもここらへんがあまり上手くっていないと思う。これは前述の「安定性」ベクトルと「不安定性」ベクトルの葛藤構造の続きであって、シナリオで言えば「演技のために恋愛している」っていう件の不安の続き
    もちろん、これは途中で「解決はされる」んだけど、主人公はそれでも不安で、アイドルと自分が釣り合うのかナーって不安によってノイローゼって話ね。まぁ僕が基本鈍感なので、そこらへんに共感できないって言う話もあるだろうが、
    問題はこういう「起伏だらけでしずかちゃんが変態しまくる」シナリオの最後まで、こういう不安が続くって言う話をやってしまうと、お前ら本当に恋人なんかい。恋人だったら、もっと不安に苦しむ前に何とかしいや!ってなるわけですよ
    これをシナリオ構造的に言うと、最後まで話を予想不可能をしたり、安定性と不安定性のベクトルを動かすことで、ストーリーに弾みを付けることは出来るし、そこからヒロインの色んな側面を引き出すイチャラブ描写を描くことは出来る
    しかし、それを「最後までやってしまう」と「恋人関係の安定的な理想状態」という、イチャラブ作品の強力な魅力を描くことは難しくなるという、矛盾が生じるわけだ
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  • (3)金剛アリスちゃんの(性的な意味での)感謝感激甘アラレ日常
  • だもんで、そういう意味で「恋愛物語」と「イチャラブ」はある程度は葛藤関係にあると言える。もっと本質的に言えば、物語の進行はある程度は不安定性を要求するが、恋人関係のイチャラブはある程度は安定性を要求するからだ
    とは言っても、これは俗に言われるような「シリアス」と「イチャラブ」は矛盾する、と言うことは、まぁ経験則的にはある程度妥当するが、本質論的には特に矛盾するものでは無い
    ここで重要なのが、先の記述に置ける「ある程度は」という所だ。観念論的に考えると、物語の不安定性と、恋人関係の安定性を「絶対的に求める」と考えるので、これは矛盾するわけだが、
    しかし現実的には、僕らはある種の物語の不安定性は(イチャラブとの関係生において)批判するが、しかしある種の不安定性については容認する、といった偏差がある
    このアリスシナリオは、そこらへんの「容認しがたいシリアス」と「容認されやすいシリアス」を知る上で、実に「スタンダート」なシナリオと言えるだろう
    シナリオ構造それ自体は極めて単純であり、それは……
  • 「アリスちゃんのトラウマを中盤の終わりくらいまで引っ張りながら、イチャラブ描写を前者とは矛盾しない形、つまりアリスちゃんのトラウマに寄り添う形で日常的に描写していく」
  • といった形をとっているわけだが、これはエロゲ廃人級なら解るように「言うは易く行うは難し」なシナリオであり、それはイチャラブシナリオとしても、ある程度はそういう面を持つ
    このようなシナリオな場合、一般的なシナリオとしては「トラウマネタを中盤くらいまで引っ張る」というのが、それなりに難しい
    これはゼロ年代どころか、90年代中盤の所謂「泣きゲ」シナリオまでに話が及んでしまうものであるが、このようなシナリオの場合、基本的にそのシナリオの推進力は、
    「そのヒロインのトラウマは何か?」といった原因探しミステリーが基本となるが、逆に言うとそれが発見された時点で、それはイコール解決という形になり、その時点で大抵物語が終わってしまうわけだ
    それは当時の「エロイッカイズツ」な純愛シナリオの場合は、それはそれで別に良いとは言えるが、別にイチャラブ抜きで言っても、ヒロインのトラウマに寄り添っているかと言われれば、難しいところはある
    もちろん、これが「イチャラブシナリオ」としては「ヒロインのトラウマを解決したらそこでオシマイ」という欠点が生まれるわけだが、それ以上の実に厄介な問題もある
    まず、先の「ヒロインのトラウマを解決する」と言うことを、色々と手段を使って引き延ばしながら、同時並行的にイチャラブ描写をすることは出来る
    しかし、その場合、主人公を妙に鈍感っぽくなってしまうか、または、ヒロインが恋人同士なのに、妙に「何かを隠している」という印象が生まれてしまうために、
    何らかのストッパーが掛かったままイチャラブが続いているような不完全燃焼感が続いたままになってしまう
    さらに、これは上の「不完全燃焼感」とリンクするお話であるが、この「トラウマ解決前」と「トラウマ解決後」のヒロインの連続性や一貫性と言った問題も出てくる
    これは別に非イチャラブゲーだったら、大した問題では無いわけだ。別に嫌味で謂うつもりは無いが、シナリオゲーというのは基本的に進歩成長史観なので、トラウマ解決で成長して良かったね!にすればいい
    しかしチンポ史観を標榜する我らがイチャラブゲー理論としては「トラウマ解決前」なヒロインともイチャラブしたいし「トラウマ解決後」なヒロインともイチャラブしたいわけで、
    その両者が完全にベツモンだったりするとちょっと困るわけだ。世の中にはウジウジ悩んでいるヒロインのほうが魅力的という畜生ヤロウもいるわけでのう
    このシナリオは、そうした困難を基本的にはクリアしているという意味で、結構評価は高い
    最初は結構力押しで進んでいく抜きゲタイプかと思わせながら、その無理な展開が実は意外な伏線になっていたりと言う点でも「なかなかやるじゃん」と思わせてくれるような作りである
    なんせ体験版と言いますかまぁ共通ルートからヒロインにアレな理由を付けて手コキさせた挙げ句、個別ルートが始まった時点で、行きがかり上で告白してOK貰っているような展開ですからねー
    この導入を見た時点では「あー、どうせ軽いシナリオにエッチするだけな展開」なアレなシナリオだと思っても不思議では無いと思うんですよー。実際僕も発売前は「最低それくらいの出来」とは言っていたし
    ところがぎっちょん、このシナリオ、個別ルートに入ったら、意外な「粘り強さ」を見せる
    共通ルートの時点で、ヒロインのアリスちゃんの「スランプ」は語られていたんだけども、それはまぁ共通ルートの時点で「カタがつくような感じ」だったのよね
    スランプを隠しているアリスちゃんを、主人公が影から見守っていて、それを知ったアリスちゃんが感極まって告白OKみたいな展開が、個別入ってすぐに語られるので、もうその時点で問題解決だろ感
    しかしアリスちゃんのスランプは、この告白以降もまだまだ続き、それと同時にシナリオのスピードも徐々に落ちていく
    共通ルートでは、わりと勢いだけでアリスちゃんとの関係が深まっていくようなスピードが、日常描写中心の流れのなかで、アリスちゃんとイチャつきながらも、まだスランプは克服できませんよ?
    といった「基本的にはハッピーだけど、不安も少し残しているような」日常がループ気味に語られていくようになる
    この時点では、読者も主人公も「アリスちゃんのスランプの真の原因」まぁエロゲ的に言えば「トラウマ」がイマイチよくわからない
    アリスちゃんが何かを隠しているのはよくわかるのだけど、その伏線もあまり表面的には出ているようには見えないし、別に主人公が鈍感でそれに気付いていないふうでも無さそうであり、
    更には、これがイチャラブシナリオとしては一番重要な事であるが、さして危機感や悲壮感があるわけで無さそうに見えるという、この絶妙なバランスがこのシナリオの面白さでもある
    もちろん、ストーリー的に言えば、アリスちゃんはスランプをどうにかしたいとは思っているし、その解決が基本的にはプロットの目的にはなっている
    とはいえ、これが「ストーリー」と実際の「描写」の違いであり、その「スランプの解決」だけに描写を集中していれば、確かに危機感や悲壮感といったものが強調されるだろう
    だがここで、この作品のタイトルである「恋愛日常」」が生きていく
    つまり、作中で言えば「アーチェリーのアリスちゃんが、スランプ解決の為に弓道にもチャレンジしてみる」といったように、あくまで日常描写の中で「スランプの解決」が行われるので、
    常に主人公とアリスちゃんが、普通に恋人として過ごしながら「前向きに何かをやっているような」雰囲気は常に維持されているわけだ
    さらに言えば……実のところ、この「スランプで悩み苦しんでいるアリス」ちゃんというのも、これはこれで中々に可愛いんだなこれが!
    まぁ別にS的な意味で「ヒロインが悩み苦しんでいるところを見たい」っていう話ではなくて、これはもっと単純に言って、
    「ヒロインが軽く悩み苦しんで、そこを主人公を助けて、主人公カッコ良いです!」という、この日常的なヤラセループが実に気持ち良いわけですよこれが!
    これ、あんまりにも、ヒロインが「重く苦しんでいる」と、それは「シナリオ重視的な」ドラマルツルギーが必要になってくるので、イチャラブゲーとしては難しいし、
    かといって、あまりにも、ヒロインの悩みと主人公の努力が軽すぎると、主人公マンセーやりすぎだろと言う話になってくるので、ここらへんのバランス調整は実に難しい
    ここらへんが、このシナリオは実に巧い
    描写としては、後に述べるように、アリスちゃんの主人公の持ち上げは結構「くどい」と言えるところはあるし、インフレ気味と言っても良いレベルであるものの、
    とはいえ「アリスちゃんのトラウマ」の原因がわからないような状態では、その評価が適切かどうかはわからないし、そのトラウマ解決に向けての日常描写の裏付けがあるので、
    なんだかんだ言ってアリスちゃんに丁寧に付き合っている主人公は褒められるに値するし、どんな平凡な日常やイベントでもアリスちゃんが感謝感激してくれるなら「悪い気はしない」わけだ
    なので、このレビューで、アリスちゃんの「トラウマオチ」を暴露してしまうと、イチャラブシナリオとしての魅力を2割くらいは減殺してしまうので、ここでは敢えて伏せさてもらうものの、
    オチとしては「それ自体」は大したことが無いと言えるし、別にそれほど驚くようなオチが待っているわけでも無く「え?そんなことで悩んでいたの?」と思ってもおかしくは無いようなオチである
    が、このオチは「トラウマ解決前」と「トラウマ解決後」のヒロインの連続性の維持、という意味では実に上手く機能している
    このトラウマが解決したところで「アーチェリーがきちんと出来るようになる」以外は、アリスちゃんは基本的に何も変わらない
    もっと言えば、シナリオまたはその描写にしたところで、このトラウマ解決前と解決後の違いは、アリスちゃんの台詞が
    「ワタシに付き合ってくれてアリガトウございます!」が「ワタシを助けてくれてありがとうダーリン」に変わるくらいの話であり、何かが劇的に変わるような変化は無いものの、
    僕がついさっきちょろっとネタバレしたような変化が、その事件の解決と共に生まれてくるというのは、イチャラブゲーの恋愛シナリオのドラマツルギーきちんと踏まえていて、そこは実に素晴らしい
    とは言っても、このシナリオには弱点が無いわけでは無い。まぁ弱点というか、こういうシナリオ構成にする以上、そういう側面はある程度は生まれるもので、
    それを弱点とするべきか、または美点とするべきかは、わりと「好みの問題」くらいのレベルではあるのだが、美点とするか、欠点するかを読者に判断を仰ぐ意味で記述するならば、
    良くも悪くも、上で指摘したような「ストーリーとイチャラブ描写の関係性」がパターン化されすぎているようなところはある。つまり……
  • 「主人公とヒロインがトラウマ解決の為に頑張って、或いは主人公が何かをやって、そのことにヒロインが感謝感激イチャラブ台詞を投げ掛けてループ」
  • を、何百回に渡ってシナリオの中で繰り返されているだけじゃん!言うような印象を与えてしまうわけ。まぁ個人的にこういうループシナリオは大歓迎だし、
    特にそれを批判するつもりは無いし、以下に引用するような、何か「ヒロインに直接洗脳されているような」台詞の連発(省略無しでの引用)というのも……
  • >「えへへ……幸せデス。今まで幸せでしたけど、その何倍も何十倍も幸せで心がフワフワしマス」
    「サンクスデス……えへへ、本当に本当に本当にほんとーにHappyデス」
    「ずっと欲しいと願い続けてきたワタシだけの人……これからは不安を感じる必要ないのデスね」
  • 僕は「このようなわざとらしさこそがエロゲの素晴らしさではないか!」といいたい人間ではあるものの、しかし「それだけがイチャラブであるか?」と言われたら、
    このシナリオはこれはコレで良いとしても、もっとヒロインの多様性を描き出すようなシナリオを読みたいと思ってしまうのもエロゲオタクの心情ではあるだろう
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  • (4)行き遅れ幼馴染み結花ちゃんの(怨念的な意味での)意思と敗北としての煩悩日常
  • ここまでレビューを書いていて、実感させられたのは、エロゲにおける「ボイス」の強さである
    ふつう、シナリオ重視的な文脈では「良い文章」というか、この場合「良い台詞」と「良い演技力」というのはイコールになって、
    それはだいたい「良いシナリオ」と補完的な関係になる。良い物語に良い台詞がついて、その説得力が「名演技」によって倍加される、みたいなロジック
    だが、この作品の場合、別に「悪いシナリオ」というわけでは無いが、上のような意味合いで「ボイスの強さ」を感じられるのとは、ちょっと違う
    おそらく、先ほどのアリスシナリオとこの結花シナリオは、担当ライターさんが同一人物だと思われるものの、このシナリオも先ほどのアリスシナリオと同じような台詞回しであり(省略無しでの引用)
  • >「別になにも変わっていないわよ。ただ今までは見せる相手がいなかっただけ」
    「私はずっと甘えん坊で、彼氏とイチャイチャラヴラヴしたいと思っていたんだから」
    「それに人間は万能じゃないもの。例えどれだけわかり合っているつもりでいても相手のことを100%理解するなんて出来るはずがないわ」
    「だからこそ言葉が生まれた。なら照れてる場合じゃ無いわ。私は思いを言葉に乗せる」
    「真白結花は翔くんが大好きって……えへへ」
  • 何かこうヒロインのモノローグをこちらがずっと聴かされ続けているようなプレイ印象というのは、先ほどのアリスシナリオと変わらない
    こういうエロゲの「ヒロイン台詞主体のやりとり」というのは、僕の印象だと昨今のエロゲにはあまり見られないので、初心者エロゲオタの皆さんのために、その構造を紹介しておくと、

  • ヒロインA台詞1「○○○○○○」
    ヒロインA台詞2「○○○○○○○○○○」
    ヒロインA台詞3「○○○○○○○○○○○○〇」
    主人公台詞「××××」
    ヒロインA台詞4「○○○○○○」
    ヒロインA台詞5「○○○○○○○○○○」
    ヒロインA台詞6「○○○○○○○○○○○○〇」
  • シンプルに構造だけを抽出するならこんな感じだ。別に会話が成立していないとか、ヒロインが一人勝手に喋っているというわけでは無いのだが、
    主人公本人やその台詞に対して、ヒロインが基本的にその3倍くらいの文章で返してくるみたいなやり取りが基本にある。こうしたテキストとそれに付随するボイスは、
    ユーザーがマトモにボイスを最後まで聴かない人であったとしても、それでもヒロインがずっと此方側に話し続けているような印象を深める
    意味や意思の伝達コミュニケーションとしては、上の図で見たように、下手をしたら最初のヒロイン台詞○○○○でヒロインの言いたい事は大半は伝わっている
    しかし、これを「水増し」という連中は、それこそ水さえあれば一ヶ月は生きていけるようなインポテンツだろう
    いくらユーザーが音声を軽くスキップするような人間でも、このようなテキストならば、ヒロイン台詞1~3により途切れなくヒロインのボイスが耳に流れるハズだ
    ここで重要なのは、ユーザーがその1~3ボイスを全部聴くかどうかはさておくとして、どのようなユーザーにも「ヒロインがずっと話し続けている」という印象を与えることがまず重要なのだ
    ただ、アリスシナリオは、一応はシナリオ上そのような台詞が生まれるストーリーというのは理解出来るので、その台詞回しがややインフレ気味であったとしても、ストーリーの範疇に収まるものであるものの、
    この結花ちゃんシナリオはちょっと収まりが悪い上に、CV:秋野花さんの演技と結花ちゃんの性格が悪魔合成を起こしており、妙に結花さんの「意思が感じられる台詞だけ」が印象に残るという変なシナリオになっている
    何でそうなるのか?という理由は割りと簡単で、それはシナリオの内容事態が「結果的には結花さんの意志の強さ」だけが残ってしまう、別の言い方をすると
    「意志の強さだけは残って、その意志が何だったのか忘れてしまった」というのが、このシナリオの結果論だからだ
    ここらへんはあっさりネタバレしてしまうと、結花さんは昔主人公とのある事件を事件をきっかけにして「お医者さんになろう」という夢を持つが、
    主人公と別れてからは、その事件も忘れてしまい「医者」という目標も忘れてしまったが、しかし「医者になるためには勉強しなくては」という意思だけは残っていて、完璧超人化した作中時点で主人公と合い……
    という所から物語は始まり、そして個別ルートでは主人公と結ばれた後も「幼い頃の記憶」を取り戻すことは出来ず、自分には夢がないという漠然とした劣等感を抱えながらも、主人公と二人で夢を見つけるために頑張る話になる
    なので、このお話は後述するように「シナリオの機能性」としてはアリスシナリオとほぼ同じではあるのだが、アリスルートのようには真っ直ぐなプロットでは無い
    上のプロット要約を見れば何となくわかるように、このシナリオは基本的には「遠回り」シナリオであり、最終的には「とあるきっかけ」で結花さんと主人公が「昔の記憶」を取り戻した時点でお話は実質そこで終わりで、
    あくまでその「昔の記憶」との関係性で言えば、それまでの「二人で夢を見つけるために頑張るお話」は基本的に蛇足だったと言っても良い
    そういう意味で言うなら、このシナリオは少々出来が悪い
    別にそのような「遠回り」シナリオを描くことが悪い、と言う話ではなくて、そのような「遠回り」シナリオを描くのだったら、結果論的には「遠回り」であったとしても、
    その蛇足部分の恋愛日常が、何らかの意味合いで「結果」に繋がっているような、或いはそことリンクしていると感じられるような描写を描かなくてはならないと僕は思うのだが、その点でこのシナリオは結構弱いのだ
    一応、ライターとしてはそこらへんのことを弁えているようで、結花さんが医療知識を素人ながらに持っているとか「意思だけは残っている」みたいな描写は強調されるのであるが、
    それはあくまで「伏線」レベルに留まっていて「ネタバレ済み」の危険を冒してまでも、もう少し主人公と結花さんの過去を深掘りするような、幼馴染みとしての関係性が現在にも反響するような描写が必要だったように思う
    こういった事情で、全体的には纏まりが薄いこの結花さんシナリオであるものの、これから挙げる三つの理由において、実妹を除けば、この作品の中で最も印象深いヒロインにはなっているんだなこれが
    まず一つ目の理由は、まぁこれは単純に言ってキャラの可愛さいうものであるが「物腰の柔らかな丁寧な態度を取りながらも、妙に積極的で押しが強い癖に、肝心なところでは妙に自信が無い」とでも要約できる以下のような台詞の連発が……
  • >「だけど私には翔くんがいてくれる。こんな私を受けて止めて好きだって言ってくれる素敵な彼氏がいてくれる」
    「それはとても素敵で恵まれていることだわ。どんなに願っても一生手に入らない人だっているもの」
    「少なくとも私は価値のある大切なものを持っている。世界中のみんな自慢したい大好きな彼氏が」
    「だからそれで満足するべきなんじゃないかしら……あれもこれも全部手に入れないと満足出来ないだなんて欲張りだわ」
  • こちらの脳髄にソフトクリームのように浸透してくるわけだ。以上に引用したような「丁寧口調」というか「お上品口調」というか、端的な特徴を言えば「~わ」や「~だもの」や「ないもの」と言った口調は、
    日常会話的にはやや不自然というか、言葉のやり取りを前提した会話を想定するなら、こうした言葉はどちらかといえばモノローグと言うか、相手の反応を期待した構えと言うよりも、
    自分の気持ちを声高ではないものの、やんわりとした態度でしっかりと伝えているような「有無を言わせないような可愛い強さ」を持っている。それを秋野花さんが演技するんだから、これはもう、
    最近は同人音声業界まで進出している秋野花さんに対して、パラソルは夏コミのグッズとして「結花さんが優しく妖しく甘えさせてあげる」ソフト受け音声ドラマを発売しろと言わざるを得ない!
  • さらにコレに関係する第二点目の理由を挙げれば、先に批判したシナリオ全体の繋がりの悪さも、結花さんの「積極的で押しが強いのに、妙なところで自信が無い」というヒロイン造形に関しては、
    実に美味しいリアリティを与えていると言える。アリスちゃんシナリオの場合は、シナリオ進行とヒロイン造形が綺麗にリンクしているが故に、良くも悪くも日常描写や会話が予想の範囲内に落ち着いてしまう
    だが、こちらのシナリオは、シナリオ全体の繋がりの悪さが、良くも悪くも結花さんの性格や境遇を「その繋がりのバツの悪さ」という共通点において、結花さんの意思に生命力を与えているような感じはある
    この結花さんが可愛いなぁと思うのは、アリスちゃんとは逆の意味でヒロインが悩み苦しんでいるところの(性的な意味での)悩ましさなのだ。表面的にはアリスちゃんと同じで、
    悩んでいるヒロインを助けたいというか、もっと直裁的に言えばその気持ちや行動だけでヒロインに好かれるというのは、それなりにこちらとしては気分がいい
    とはいえ、深層的にはこれは正反対で、アリスちゃんの場合は「その悩みは解決したい」わけだが、結花さんの場合は「その悩みを抱えて色々と悶々としているようなところが可愛いし、
    本質論的にはそれが結花さんの最大の魅力であり、結果論的にもこの物語において「医者」という「目標自体」はそれほど重要ではないからである。コレばかりは流石にネタバレはしませんけども
    確かに夢も目標も完璧に決まっていて、その目的に辿り着く手段や才能も全て揃っているならば、別にそれが悪いと言う話にはならないが、恋愛という意味ではそこに付け入れる物語は発生しない
    目的に辿り着く手段や才能を全て揃っているのに、何故か目標を喪っている結花さんが、その悶々とした感情を甘えながら主人公にぶつけているような物語と日常の間奏曲が、このシナリオのイチャラブの強さである
    そうして最後の三番目の理由は、これは最早「結花さんシナリオ」という枠を超えてしまうものの、実妹シナリオの結花さんが、結花さんシナリオのヒロイン造形を踏まえているのか、
    それともあっさり無視しているのかは議論が分かれそうなほどに、とっても魅力的だからである。正直、実妹シナリオから結花さん逆NTRルートが分岐したら、そこで堕ちるユーザーは大量発生しただろう
    いやでも、それでもあくまで実妹ルートのそれなんだから、そこはそれ実妹ルートとの話の枠内で魅力的なんでしょ?と思ったアナタは、どうやらこの実妹ルートのぶっ壊れ具合を甘く見ているのじゃ
    その点で断っておくなら、実妹ルートの結花さんは、特にその存在意義を持たない。ぶっちゃけいても居なくても良い存在というか「実妹の当て馬」ヒロインとしても機能していない
    確かに、この「結花さんシナリオ」では、結花さんと実妹が対比的に描かれている。簡単に言えば、覚悟を決めた結花さんに対して、覚悟を決められなかった実妹ちゃんが幼馴染みに寝取られるのは当然だよね!
    と、なれば、実妹ルートでは「覚悟を決めた実妹」と「覚悟を決められなかった結花さん」という構図になるのかと言えば……そうでは無いところが、実妹ルートの狂っているところだ
    単純にプロットの要約だけすれば、実妹ルートの流れとは「ほぼ関係なく」結花さんは、主人公が実妹とイチャラブセックスに励んでいる最中、二人が結ばれていることを半ば知りながらも、
    主人公にちょっかいをだそうと以下の名台詞を……
  • >「ここで諦めたら女が腐る」
  • 秋野花さんのドスのきいた名演技で決心し、勇気を振り絞って告白というかぶっちゃけ半ば(性的な意味で)押し倒そうし、ものの見事に振られて撃沈する。その後のイベントで、
  • >「ふふっ……こんなにかわいい女の子をフって、後悔しちゃった?」
    (中略)
    「……そっか。少しは、蒼井くん(主人公)の心に爪痕を残せたんだね。私」
  • といった実に女の腐ったような可愛さで主人公を挑発する結花さんも最高に可愛いのだが、基本的に結花さんの役割はそれくらいである。疑い深い読者の皆さんは「いや、このイベントをきっかけに実妹との関係がどうこう」
    みたいな事を邪推するかもしれないが、それは1%くらいは正しい。先の告白イベントのあと、実妹のセブンセンシズによって告白がバレてしまうが、断ったよと兄が言うと「じゃー許すぅ」と全く雑魚扱いの結花さんも可愛いわけだし
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  • (5)実妹はあらゆるエロゲ法則をねじ曲げる(共時的な意味での)玄関あけたら二歳で恋愛日常
  • しかしこのシナリオは、此方としてもどのように評価したら良いのか、全く困るイチブツであるのは間違いない。取りあえず僕はこのシナリオに「A-」とは付けているが、
    萌えゲーまたはシナリオ重視的なシナリオ評価としては、Aを付ける人は少ないだろう。たぶん、一般的なエロゲ評価文脈なら「抜きゲ的にはおk」と言って、何とか方を付けるのが常識的なやり方だと思う
    実のところ、この作品のレビューを書くのに時間が掛かったのは、まぁ個人的な諸事情(入院とかして大変だったのよ)もあるものの、このシナリオのレビューを書くのが、割りと気が重いというのもあった
    こういうシナリオについては、一言ふたことで「凄い」とか「変態ダー」とか言っておけば良いというか、自分の文章が対象を掴みきれない事が明らかになると、それはそれで自分としても気分が悪いものだし、
    さらに言えば、僕自身このシナリオを「凄い」とは思うものの、萌えゲー的な文脈でヒロインに萌えたとか、シナリオゲー的な文脈で物語に感動したと言うとは少し違うので、自分自身の主観すらも計りかねているところがある
    なので、まずはこのシナリオの弱点から語ってみよう。少なくとも、その部分に関してだけは、自分自身が自信を持って言えるのだから
    まず、これは「シナリオ」と言うよりも、演出の部類に属するとは思うものの、ゲンガーさんがミスチョイスというか、もっと言えばゲンガーさんに頼む立ち絵のオーダーがミスチョイスだと思う
    これ「実妹」以外のシナリオにおいては、遙ちゃんの立ち絵はコレで良いと思うし、ヒロインにも良くあっていると思う。別に僕は、ちこたむさんと比べてどうこう言うつもりは無い
    だが「実妹」シナリオにおいては「この立ち絵」で通そうとしたメーカーは気が狂っていたと思う。少なくとも、何らかの立ち絵の表情差分は追加すべきだったと思う
    もちろん、僕とて「性格が変われば、そのまま立ち絵の表情を素直に反映すべき」とは思っていない。性格が変わっても、立ち絵がそのままのほうが適切な場合だってあり得るだろう
    だが、これは「性格が変わっている」と言うよりも、何か世界自体が変わっているような緊急事態であり、此方としては「全く同じツラの、別の人格を持ったヒロイン」を相手にしているような違和感が最後まで拭いきれなかった
    よくも悪くも鳴瀬ゆうさんの絵はシンプルな可愛い表情を追求しているので、そもそもこの実妹ちゃんのような魑魅魍魎な可愛いさには全く適しないと言うか
    なまじシンプルに素直な表情をしているぶん、ヒロインの業の深さが却って不気味に感じられてしまうようなところすらある。ちこたむ画伯でも、このヒロインを御しきれるかどうかは妖しいところだが……
  • まぁこの点で言えば、あくまで「一般的な評価」で言えば、シナリオそれ自体も責めを負うべきといった方が、冷静で公平なレビューに見られる可能性は高いだろう
    確かに、このシナリオの賛否両論は、一般的に言えば「シナリオの導入」において失敗しているとは言える。なにせ、このシナリオ、むかし懐かしのCMで言えば……
  • >「玄関あけたら二分で御飯」
    https://www.youtube.com/watch?v=MH6sDaehftI
  • このいま改めてみるとまったく病的なこのCMのように、個別ルート入って二分は大袈裟だとしても、だいたい二十分くらいから、実妹異次元に突入してしまい、僕のような歴戦の萌え豚でも「付いていく」のが精一杯な感じなのだから
    やっぱりここは、シナリオをこのままにするならば、先ほどに言ったような「立ち絵の表情差分」なりの追加なり、或いは「髪型を変える」なりをして、ヒロインの外見認識を内面認識へと強制的に変化させるか、
    或いはシナリオ自体を、もう少し緩やかに、少なくとも主人公をもう少し常識人レベルにして、実妹に誘惑されるなりの導入は必要だったとは思う。世間的葛藤の描写とかイラネ!と思う自分ですら、そう思うレベルなんだから
    とはいえ、こうした批判は、まぁ立ち絵の話はそれなりに正しいとは自分では思うものの、シナリオに関しては「あくまで一般的なシナリオを前提」とした、言ってみれば「つまらない批判」であり、
    ハナっから異常なシナリオを前にしては、まるで近親相姦を正しいと思っている実妹カップルに対して、世間的な常識を説くような「ナンセンス」に等しいだろう
    僕が、このシナリオについて書くのが、多少は気が重たいのは、ここらへんにも理由がある。いくら実妹スキーとは言っても、このシナリオをやると、感覚的なレベルで僕が一般的な倫理感を前提していることが、
    ある程度はわかってしまうようなバツの悪さがあるからだ。「禁断の近親相姦」みたいなシナリオは、僕は基本的に好きでは無いが、そんな僕でも、このシナリオに素直に嵌まりきれないというのは、何とも自分の凡人ぶりが口惜しい
    まぁあんまり感覚的なことを言っても、未プレイの読者の皆さまには「フカしてるんじゃねぞゴルぁ」と言われそうなので、取りあえずはプロットでも要約してみようか。僕にはあまり意味があるとは思えないんだけども
    このシナリオ、プロットとしては基本的には単純である。絵のモデルを実妹に決めた主人公。それを受けて遙は今まで自分を抑えていたストッパーを外すことを決心し、
    その日から性格が180度というか、輪廻転生を三回くらい繰り返したくらいに変化した実妹のアタックを受けて、主人公はだいたい三日目くらいには陥落し、早朝のチューをマウスウオッシュ持参でするくらいの関係が二週間くらい続いて、
    ついに遙がお泊まりOKになるまでの「キス以上セックス未満」の日々を延々と繰り返していくのが、このシナリオの前半から中盤にかけて
    もちろん、そうした描写のなかで、中盤から後半のプロットの伏線は撒かれており「遙のヴァイオリンのトラウマの解決」が、一応はプロットのメインとなる
    これも別段ネタバレしても良いようなもので、小さい頃にヴァイオリン演奏会で何気ない一言で深く傷ついた遙は、その日以降、人前でヴァイオリン演奏を人前で出来なくなって、さらに人見知りになってしまったということ
    しかし、このシナリオの面白いところは、もうこの(遙シナリオの)時点では「人見知り」は完全に治っていて、遙の性格も昔のように戻っているわけで、ヴァイオリン演奏をすること自体の意味合いは実に微妙なのだ
    まぁそこらへんはあとで後述するとして、主人公の願いで遙は文化祭でヴァイオリン演奏をすることになり、その練習の間もセックス禁止というルールをいい事に、またそこでイチャラブしだすわけだが、
    そこらへんは省略して、ヴァイオリン演奏会での感動のシスコンっぷりもスルーして、遙は自分自身を乗り越えてトラウマを解決したらセックスだぁセックスだぁで調子乗った主人公も見事コンテンストに優勝し、
    母親が近親相姦を認めたことをいい事に調子ブッコいてオヤジにそれを報告したら、常識人なオヤジに激怒されて二人とも勘当されたって全く気にすることなく、やった!これで二人で寮生活できるとその夜もエッチに励み……
  • >遙「はー……それにしても、今日はお兄ちゃんが充実してたな――……」
    夕方には公園で激しいせっくすをして、夜にはこの部屋でゆっくりとせっくすをして、お兄ちゃんのベッドにインして……妹の心と子宮は存分に満たされてちゃったよ
    などとSNSに投稿して幸せに過ごしましたとさ。最後のエンディングだけは流石にネタバレは避けますが、こんな二人に相応しいエンディングだったとは言っておきましょうかねと
    まぁこのような要約を見るだけでも、このシナリオが僕が「イチャラブ:AA」評価を付けているように、言葉の最も正しい意味で「糞シリアス」を完全に除外し「イチャラブだけあれば良い」シナリオになっているのはわかるだろう
    だが、そうは言ったところで、このシナリオの凄さを30%くらいしか語ったことにはならない。肝心の「そのイチャラブはどういうイチャラブか?」については、殆ど何も語っていないのだから
    このシナリオのイチャラブ描写の方法は、それ自体は別に難しい手法を使っているわけでもなく、分析不可能というわけでもない。手法としてはエロゲではかなり珍しく、そのインパクトはそれなりにあるものの、
    ライターがやろうとしていることは、エロゲにある程度は慣れ親しんだユーザーならわかるだろう。最近の作品で近い例を出すなら「お兄ちゃん、キッスの準備はまだですか?」を補助線として使えば理解はしやすいかも知れない
    両者のシナリオにおいては、一般的な倫理感からすれば「多少は歪な兄妹関係」を始めから作中の所与の関係として描いている
    「おにキス」の場合は「日常的にキスをする兄妹」であり、この作品はそれ異常なわけだが、こうした関係性を「一般的な関係性」から徐々にスライドさせていく(近親相姦のタブーを前提にしてそれを侵食していく)のではなく、
    「始めからそこにあるもの」として描くことで、そのような関係性に読者が入り込むか、違和感を覚えるかはさておくとして、前者の場合には主観的に、後者の場合には客観的に、
    ひとりの男とひとりの女としての「兄と妹」ではなく、ひとりの兄とひとりの妹という「兄妹」という、個人の対峙的な関係性では無く、兄妹という二人の共同体を前提とした上での二人の個人の関係を描こうとしている
    といったところで、なんか抽象的過ぎてよくわからん、という人が多いと思うので、具体的に作中テキストから台詞を引用してみよう
    >遙「わたしのこと?」
    主人公「ああ。遙のことで、頭がいっぱいになっちゃったんだ」
    妹を前にして、妹を思っていたのだと告白する
    恥ずかしさのあまりにどうにかなってしまいそうだ
    遙「そっかあ……お兄ちゃんは、妹のことで頭がいっぱいになっちゃったんだね」
    けれど、すべてを覆ってくれる圧倒的な妹の包容力に、俺の心は次第に軽くなっていった
    遙「わたしのことで、どんな風に頭がいっぱいだったの?」
    主人公「えっと……遙って、あんなにかわいかったか?……って、思って」
    遙「うん」
    主人公「よく考えたら、遙は昔からかわいかったなって、思って」
    遙「うんうん」
    主人公「俺にとって、愛くるしい妹――略して曖昧だなって、思って」
    遙「えへへ、愛妹かぁ」
    担任ちょっと何言っているかわからないと称された造語だったが、遙は嬉しそうな顔をして聞いてくれた
    遙「そうだね。わたしは、お兄ちゃんの曖昧だね」
    妹が幸せそうに微笑しながら、俺の頭に胸を抱く
    主人公「……嘘ついて、ホントにごめん」
    遙「いいよ。許しちゃう」
    再度謝る俺を、遙は優しい声音で許してくれた
    遙「特別に、妹赦免状を発行してあげる」
  • 誰でもわかると思うが、ここで特徴的なのは「妹は」とか「兄は」といった、主人公やヒロインの名前という「固有名詞」ではなくて「一般名詞」を用いているところだ
    これがリアリティとして正しいかどうかは、そんなものは現実の兄妹関係によって変わるので(まぁ僕は糞兄貴を糞兄貴以外に読んだ記憶は無いんですが)それ自体は特に問わないことにする
    ここで重要なのは、こうした一般名詞を、ヒロインや主人公が意識的に用いていることで(特に自分を「妹」と呼ぶような一般的には不自然な感じ)主人公もヒロインも、
    相手を兄や妹と認識するだけでは無く「自分自身」についても「自分が兄や妹だとメタ認識するような語りをする」」ことで、固有名詞たる自分である前に一般名詞である「兄妹」であることを相手に訴えているわけだ
    こうした手法は、そうした関係性を肯定的というか、すんなり嵌まる人には感情移入がしやすいだろうし、駄目な人には一般名詞の「兄妹関係」から疎外されていると感じるだろう
    このシナリオは、それなりに賛否両論が多いが、一番の原因はこうした手法による「ユーザーと一般名詞的な兄妹関係の感情移入レベル」によるところが強いと思う
    実際的に、この二人の関係性が「他のエロゲのヒロイン」と比べて「ぶっ飛んだことをしている」と言うよりも、ユーザーを個人的な固有名詞つまり「一人の人間」として「一人の女性である妹」と恋愛関係を結ぶ、
    といった、それが義妹であれ実妹であれ、大多数の妹ヒロインシナリオとは異質なプロトコルをこのシナリオはユーザーに要求しているからだ……え?藻前はどうだったって?いやぁ、この嵌まりそうで嵌まれないところが良いのか悪いのか
    まぁ「嵌まりそうで良いところ」と言えば、こういう自分を妹とか兄とかメタ自覚しているような関係性って、純粋なメタ認識がそうであるように、不純に子供っぽいオママゴトみたいで良いなぁとおもう
    年を取ると「兄妹以外の関係性もあるわなぁ」と普通に思うものだけど、あくまで自分を一般的な兄とか妹とか立場を限定して、相手にそれを真っ直ぐに求められるっていうのはすっごく贅沢な話で、
    「固有名詞」たる主体性を自分も相手にも求めないで、私は妹なんだからお兄ちゃんにコレを求めます!と真面目にオママゴトを続けようとしている二人を見ると、此方としてはヒロインに恋愛感情を抱く前にコイツらカッコ良すぎと思ってしまう
    もう一つの技法的なわかりやすい特徴を挙げれば、このシナリオは「兄妹のシンクロニティ」を明示的に示しながら、それと同調するような形でありながらも、しかしそれとは違う形で兄妹の暗黙のこころの繋がりとそのズレを描く
    いちいち説明するのも小馬鹿にしているようで失礼なのだが、これは結構勘違いしている人が多いので、一応説明すると「シンクロニティ」というのは、両者の意図を超えた形で「偶然に同じ(似た)事が起こる」ことであり、
    「暗黙のこころの繋がり」というのは、それ自体は両者の意図が意識的に重なっていることを「口に出さない」ということである。この二つの差異は、個人の意思の有無にある
    まず前者のシンクロティから言えば、先にも言ったようにこれは実にわかりやすい形で、主人公と実妹が偶然に「同じ台詞」を作中のなかで何度か繰り返す
    そこまで明示的では無いにしても、このシナリオは兄妹が「同じような台詞や行動を二人で共有する」かのようなフレーズやモチーフの反復は何度も行われている
    個人的には、これはちょっとやりすぎというか、このような手法を用いるのだったら、もっとシナリオに量が必要だったと思う
    ある程度の量がないと、特に台詞中心のエロゲにおいては、こうした反復は単なる「手抜き」と見分けが付かないところがある。ある程度の区間を置いて、絶妙なタイミングでの反復が効果的じゃないっすかね
    とはいえ、後者の「秘やかなこころの繋がり」と「そのズレ」に関しては、これは本当に素晴らしい。この点だけに関して言えば、僕は素直にこのシナリオを良いなぁとは思う
    コレに関しては作中の細かいミクロの描写において、その素晴らしさを堪能することが出来るものの、レビューとしてはシナリオの構造的な側面から説明した方がわかりやすいと思うので、
    その中心点を挙げれば、僕がさっき後述すると言った「ヴァイオリンのトラウマ」あたりの件を語るのが適切だろう。このエピソードは、先に言ったように普通のシナリオのように見ると、その意味合いが妙に中途半端だ
    確かに実妹がトラウマを抱えていて「それを克服できたからぇぇじゃ無いか」と気軽に読んでも普通に読める話であるし、ヴァイオリンが引けるようになってよかったねよかったね!という側面も3割くらいにはある
    しかし、残りの七割においては、実はこのシナリオ「ヴァイオリンが弾けるようになること」それ自体はどうでも良い話である
    >遙「ううぅ……うあぁ……おにいちゃん……」
    だがしかし、その後――遙は、俺の胸に顔を埋めて泣いていた
    遙「わたしぃ……ぐすっ、こわいよぉ……」
    主人公「いいよ、もう弾かなくても。こんなに悲しい思いをするんだったら、弾かない方がいい……」
    遙か人前でバイオリンを弾けなくなったのは、俺が必要以上に甘やかしてしまったせいかもしれないんだ――
    (起床)
    夢の中のような泣き顔じゃないことに、とても安堵する
    妹が朝の挨拶を言い終える前に、俺は堪らず抱きついていた
    遙「むぐぅ……お、お兄ちゃん。また怖い夢でも見た?」
  • このシナリオで最も痛切な、そしてある意味で実妹シナリオならではの最も根本的なテーマを深く描き出しているのが、このシーンだろう
    「どうして、辛い現実に立ち向かわなければいけないのか?」という問いを、世間常識アプリオリ無しに答えるのは結構むずかしい
    まして自分ならまだしも、可愛い妹に対してこのように問われた場合、これまた世間常識アプリオリに訴えない限り、これに対してパーフェクトな答えを出すのはほぼ絶望的だ
    しかも、このシナリオの場合「本当の遙はヴァイオリンを弾きたいはずだ」という真実性の切り札は、この時点で消えている。トラウマ解決無しに、ある意味で遙はトラウマ以前の自分を取り戻してる
    だから、このシナリオで主人公がきちんと自覚しているように、遙に「ヴァイオリンを弾かせたい」のは自分自身のエゴイズム……いや、正確に言えば、自分自身のトラウマの解決に他ならない
    しかし、なんという贅沢な悩みだろうと思う。妹をトラウマの解決から甘やかせて遠ざけることで、今度は自分が妹の才能を潰したんでは無いか?と密かに苦しんでいるとは
    嫌味抜きで、こういう苦しみを持ったお兄ちゃんに自分も生まれたかったものだ。妹を甘やかすこと自体も快感だが、その快感が密かな自責へと変わり、それが故にまた妹を甘やかしてしまうという無限シスコンループ
    そうして当の実妹はこのお兄ちゃんの自責を何となくわかっていて、だからあっさりと主人公の要望を受け容れてしまう
    もちろん、遙自身もヴァイオリン演奏自体は趣味として楽しんでいたし、このトラウマが自分でもちょっとウザイとは思っていたので、自分自身の為というのも少しはある
    だけど、やっぱりお兄ちゃんはよくわかっていなかったのだ。別に、遙自身はお兄ちゃんが思うほどに、トラウマに悩まされていたのでも、人前でヴァイオリンを弾きたいわけでも無い
    つまるところ、それはとっても当たり前な話で「お兄ちゃんの為に」というと、だけどやっぱり言い過ぎで思い込みすぎて、
    単にお兄ちゃんが「人前でのヴァイオリン演奏をみたい」とやっと自分で言ってくれたから、自分もじゃあいいよと答えてしまっただけのちょろい話に過ぎないのだ
    兄の方は自分の下した甘やかし決断に半ば満足と半ば後悔を抱えながら、勝手に妹の未来をやや見当はずれの方向に心配していて、
    妹の方は兄の甘やかし決断に満足しつつ、だけど兄の後悔を半ば察知しながら、別に私はそこまで苦しんでいないんだけど、お兄ちゃんが甘やかしてくれるのは気持ち良いしまぁいいかぁみたいな、
    こういう兄妹の緩やかな思いやりと緩やかなズレを、特にシリアスに際だたせること無く、イチャラブな日常描写なかで、なんでも無いことのないエピソードのように描き出していく
    別にこの事件がなかったところで、二人はそのまま幸せに暮らしていただろうし、この事件があったらあったで、それはそれでまた別の幸せなエピソードが一つ生まれていただけだろうなぁと思わせるような物語
    「兄妹の熱い絆に感動」とか、そういうレベルの話ではないのだこれは
    感動とかそういった感情は、単なる一時的な衝動の一コマに過ぎず、そういった一時的な衝動をたくさん積み重ねてきたふたりの膨大な歴史「と」その一コマを同時に見ているような感慨があって、
    物語に感動することも出来ず、ヒロインや主人公に普通の妹シナリオのようにあまり感情移入することも出来なかった自分は、ただひたすら安らかな気持ちでこの兄妹をずっと見守り続けていたとおもう
    >「……よし。つぶやいちゃお」
    スマホを取り出し、アプリを起動する
    かわいい起動音ともに立ち上がるのは「Sistter」という名のSNSアプリだ
    シスッターとは、お兄ちゃんに恋する妹のための、完全非公開型・短文投稿SNSなのです
    遙「「まさに神アプリ……」
    妹の、妹による、妹のためのSNSだよー」
    遙「それじゃ、早速……しゅっ、しゅしゅしゅつ!」
    わたしは目にも止まらぬ早業で、一万文字の文章を投稿した
    遙「あ、早速レスがきたよー」
    わたしが投稿した、お兄ちゃんとのファーストキス報告に、全国の妹たちから熱い祝福が届いていた
    遙「ともちゃんからも届いてる。嬉しいな……」
  • そうして、エンディングの何気な伏線になるのが、この巴ちゃんが毎晩毎晩に投稿している「シスッター」という、悪の秘密近親相姦SNSである
    このSNSは、無事に近親相姦を添い遂げた妹がBOSSとなり、全国の近親相姦を願っている妹ちゃん達にアドバイスと猥談を繰り広げるという、
    どんな「現実社会の厳しいリアリティを描いた」作品のシリアスリアリティを軽く吹っ飛ばすような、ちょっと冗談にしては良いか迷ってしまうほどの絶妙なリアリティを持っているんだが、、
    僕がこの作品で一番感動したというか、これは別に洒落抜きで「ああ、テン年代の実妹シナリオがついに現れたな」と思ったのは、この部分である
    別にSNSを扱っているから現代的だ、と言うわけでは全くない。さらに言えばシスッターという、ネットをちょっと調べたら普通に有りそうな性的少数者のSNSを描いたからそうだという話でも無い
    別にSAOやその手の作品をティスるわけではないのだが、この数ヶ月、テレビやネットでもSAOの劇場版の宣伝をやっていて、そこでは
  • 「これはゲームだと思っていたんだ……」
  • というような台詞が繰り返される。これを見ると、僕は「ああ、ゼロ年代のリアリティがまだ通じるんだなぁ」とか「いや、そのノスタルジーを狙っているのか」といろいろ考えたりする
    簡単に言ってしまえば、ゼロ年代とネッというのは「ネットが現実である」という、当時としては革命的な現実感を、しかしまだ社会の大半はそうなっていないので、その認識をアイロニー気味に語っていたわけだが、
    テン年代からすると「ネットが現実である」というのは「はぁ、そうっすか」という話にしかならないだろう。何故なら、ここまでネットが布教すると「ネットも現実の一つ」であるというのは、全く異論が無いだろうし、
    さらに「ネットの現実」と「ネットから離れた現実」という二分法が成り立つというのも、ずいぶんナイーブな認識だと笑われるだろう
    なにせこの一ヶ月弱、入院していたのでネットからきほん完全に切り離されていた自分でも、色々な経由でネットの情報は普通に入ってくるしわけだ。普通の生活をしていれば尚さらそうだろう
    だから、このシスッターも、エンディングやその他ヒロインとの関係を見れば、最終的に主人公たちはシスッターの皆に応援されているし、
    よぉく見てみると、ヒロイン達は別に主人公たちを邪魔しているわけでも、批判しているわけでも無いが、正面から祝福しているわけでも無い。それでも普通のカップル程度の認識はあるんだが
    それでも別にネットが全て!と思い込んでいるわけでも無い
    単に実妹がやっているシスッターっていうSNSがあって、まぁたぶん主人公にその存在をちょっとは知らせているとは思うが、別に主人公もそんなに興味を示すことはなく、
    また周りの大半も人間もそれほど近親相姦を咎めずに(他の性的少数者くらいの扱いをして)普通に社会的な付き合いをしながら、SNSで夜中に近親相姦同志たちの間で猥談と真面目な恋愛話に花を咲かせる……
  • まぁ僕が都会に住んでいる人間だから、という限定は昨今の保守反動な政治事情を鑑みるに必要であるものの、至って現実的な世界であり、世界で見れば何万人かは当て嵌まりそうな現実である
    もちろん、別にそうした現実を描いているから、このシナリオは良いんだぞ!と評価するつもりはないし、別に保守的な近親相姦のタブーを描く作品が今や非現実的で描けなくなった!というつもりは全く無い
    ただ単に、僕が言いたいことは、そういう世界、つまり「近親相姦が当たり前」でもなく「近親相姦のタブーが当たり前」でもないような、複数の規範と現実が入り乱れた世界に現実が突入しても、
    このシナリオのように、ごく当たり前のように妹シナリオは成立するんだなぁという、これまた安心感である。少なくとも、タブー無き近親相姦はあり得ないという神話はここに崩壊し、新しい世界の扉が開かれている
    まー、次回作のパラソル新作は、この妹ルートのライターさんで、初っ端から血縁関係がバレて、ふたりが別れるところから始まるという「クロポのオチから始まる」物語ですもんねー。そりゃ期待も高まりますよ!
  • その世界がどんなモノになるかは、この遙シナリオがそうであるように、未だに未知数で混沌したところが多いものの、エロゲが過去の反復だけに終わらずに、自然に現実と切り結ぶ妄想を生んだことを、僕はこの兄妹と共に祝福したい
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
  • (6)カウパー氏の先走り日常VSレーヴェンフック氏の射精日常
    (エロについて)
  • いやまぁ遙シナリオはイマイチ感情移入できなかったとは言いながらも、この作品の中でいちばんエロかったのは「カウパー汁の量」という意味では、遙シナリオだったんですけどね
    もう射精エロの快感を10倍くらい上まわるくらいの勢いで……というのは、冷静に考えた見たら、エロ評価としては結構難しい問題を含んではいるんですけど……
  • まぁ難しい問題はあとでやるとして、兎に角、遙シナリオの前半の「エッチする前のディープキス日常」は大変にエロかった。カウパー汁量だけで言えば、たぶんエロゲの中でも10本の指に入る
    僕はこういう「本番前のお預け」みたいのって、普通は好きじゃ無いんですよ。いま流行り(なのか?単にワードだけ踊ってるだけな気がしないでも無い)の射精我慢とか射精管理モノも、
    あまり好きじゃ無いので、つまり「本来なら挿入行為をしたい」のだけど「何らかの事情で我慢なり焦らされる」っていうのが、わかってるだけでもう萎えちゃう。我慢ってだけでエロじゃないもんもう
    だから、この遙シナリオも別に「挿入行為」を「我慢していたり」或いは妹に「焦らされている」わけでも特になくって、ただディープキスを好きにしているだけなのがまず良いんだけども、
    それが単に性欲に突き動かされてってだけじゃなくて、最初はスキンシップだったものが、最初は互いに「可愛い」とか「愛おしい」とか思ってキスするような軽い触れあいが、
    ほんの少しずつ性欲が高まっていきながらも、だけどセックスにはいたらずに、お互いにパンツを濡らしきったところでことが終わるような、この恋愛と性欲が絶妙な絡み合いが実にエロイわけですよ
    これは別にある特定のワンシーンがエロイというわけでもなく、前にも少し書いたように、このディープキスは日常描写の中で何度か反復されるので、
    本来的には「エロシーン」ではなく、なのでシーン回想にも登録はされないのですが、正直、それ以降のエロシーンよりも、このディープキス日常のほうがエロいんですよ
    これには幾つかの理由があって、まず妹シナリオにおいて「セックスする」或いは「告白する前」の、関係性が「恋人」として定まっていない状態の「準エッチシーン」って、もの凄くエロいんですよねこれ
    なにか「セックスする」とか「恋人としてのエッチ」というのは、関係性が定まった上で「やることも、やることの意味も決まっている」ような安定感があるわけですが、
    妹とのそれ以前のエッチは、両方とも好意的な感情をお互いに確認しながらも、その性的な触れあいの意味や行為が「不透明」なところが、色々な期待や妄想を抱きながらも、不安は全く無いところが実にイイわけですよ
    そのままエッチに流れ込んでも良いし、そのままディープキスでお互いにパンツを濡らしきるだけでも良いし、単に触れあいキスだけでも「お互い兄妹だから」という理由で、この三つの未来が入り混じったキスの時間のドキドキ感
    このディープキス日常から、初めて妹が「今度はお泊まり可能だから……」と恥ずかしげに切り出して、そこから初の挿入エッチへまでが、このシナリオで一番エロイところでした
    このライターさんは、前作のクインタプルでも「初エッチ」までの流れを、とてもエロく書いていましたけど、今作は期待を裏切らないどころが、軽く前作を超えていましたね。パラソルの次回作も期待していますぜ……
    え?それ以降のエロシーンはどうなんだですって?
    いやぁ、別に悪くはないと言うか、普通に良いとは思うんですよ。回数も質も充分ですから、そういう意味で僕は普通にAをつけていますし
    >遙「はぁっ、はぁ……んっ、ああぁつ……ねぇ、お兄ちゃん……わたしの、どこが気持ちいいの……?」
    「わたしの、どこが気持ちいいのか……おちんちんで、どこを突いてるか……口にして、欲しいな……んっ、ん、んぅ……ぁあああっ!ああっ!」
    主人公「それっ……は――」
    遙「妹の、おまんこ……って、はっきり口にして欲しいな?」
  • 最近は同人音声だけではなく商業エロゲでも、ヒロインのソフト責め誘惑台詞が増えてきて誠に結構なんですが、未だに挿入描写でこれをやってしまうと、
    「主人公とヒロインのイカセ合い」みたいなエロテキストになってしまって、こういう攻めだか受けだか「どっちつかず」のエロテキストが苦手な自分としては下半身が右往左往してしまうわけですよ
    この点、このエロテキストは、ヒロインが「わざとらしく主人公を性的に煽るような」誘惑を何度も仕掛けてくれて、しかもそれがきちんと主人公とヒロインのえっちトークとして成立しているのが良いっすねぇ
    ただ、一つには純粋な僕の性的嗜好でして、ここまでレビューを書いて、そして改めてエチシーンや先のディープキス日常を見直してやっとわかったんですけど、
    どうやら僕は「奥手な妹が積極的になるかならないか?」あたりの性格とシチュエーションがすげぇ好みらしくて、それが完全にドエロモードに入ると下半身が「なんか違いますよアニキ!」と訴えかけるらしいんですな
    まぁそれと、ディープキスな日常に比べたら、それ以降のエッチシーンはエロ導入に淫靡さが足りないなぁと思わなくも無いです
    もちろん、セックス覚えたてな最初の頃は、ガンガンにやりまくってくれて結構なんですけど、エッチシーンが9回もあるんですから、
    後半はシスッターを活用して、巴ちゃんにもっとお兄ちゃんを誑かすような色んなエロ導入を伝授してもらった方が良かったのでは無いかと。、具体的にはヴァイオリンのトラウマの絡みで、
    幼稚園児風の格好をして「お兄ちゃんおしっこもらっしゃった……」くらいの誘惑をして、その時だけは人見知り状態の遙ちゃんに戻って、わざとらしく主人公にリードをするように誘うとか好きぃ
    さて、残りの三人のエッチは、異常な実妹ちゃんと比べたら、極めて普通に高品質なエッチシーンである。そもそも、パラソルはこの点で昔から優秀なメーカーだったんだけど、
    今回はエッチシーンだけでは無くて、シナリオもきちんと有機的にエッチシーンと絡んでいるので、その点でも評価は高まってくる
    しずかちゃんは上のシナリオ評価でも書いたように、シナリオと共に性格が色々と変わっていくキャラであり、
    最初は普通に恋人同士の和姦エッチをしていたのに、シナリオ展開で嫉妬に目覚めたと思ったら主人公を押し倒し逆レイプ気味に犯してきたり、
    後半では演技に目覚めると同時に、演技後にエッチするのは最高という性癖も目覚めてしまったらしく、
    アイドル衣裳で生セックスやら、舞台の前に学生服でパイズリだのといった、アイドル定番のエロシチュを変態していくヒロインと共に堪能出来るのは素晴らしい
    で、ちこたむゲンガーヒロインの二人は、おそらくライターさんが同一人物のために、上のシナリオ評価で書いたような「ヒロインに兎に角台詞を言わせまくる」テキストをエロシーンでも踏襲している
    まずは結花さんから紹介引用すると、こんな感じに(省略無し引用)
  • >「不思議……翔くんの前だと、いくらでも積極的になれちゃう……どんな恥ずかしいことだって喜んで貰えるなら嬉しいって思えちゃう」
    主人公「愛されているな、俺」
    「そうだよ……だってずっと思い続けてきたんだもの……だから今とても幸せなの」
    「翔くんが私だけを見てくれて……私の名前を呼んでくれて……キスをしてくれて、誰も触ったことの無いところを触ってくれて……嬉しいの」
    「私の一番欲しかったものが今ここにあるんだって、強く思えるから」
  • もっと正確に言うと、ヒロインに台詞を言わせまくると言っても、淫語マシンガンタイプでは無く、あくまでシナリオ上の恋愛文脈に即したような台詞というか、
    ぶっちゃけまんま日常のイチャラブシーンの台詞をそのまま使っていると言っていい場合すらあるのだが、これがこのシナリオのエロシーンにおいては二人とも絶大な効果を発揮している
    イチャラブゲーというか、萌えゲーのエロシーンで難しいのは「挿入シーン時の台詞」である。ここらへん、もちろん性的嗜好によって変わってくると言う基本は押さえた上で話をすると、
    基本的にアンアン喘ぎ声ばかりでは詰まらないし、かといって変に淫語を強調するとヒロインのキャラが壊れて萎えてしまうと言うのがある
    この二つのバランスを取るのは難しく、大半はある程度は紋切り型の台詞を使わざるを得ないわけだが、これを連発すると、特に「長いor短い」エロシーンの場合だと、テンプレの見本市みたいな印象を受ける
    よって、大半はある程度の中くらいの長さの尺を用意して、その中に上であげたような特徴を平均的に上手くぶち込むと「普通のエロシーン」テキストが出来上がるって寸法なわけだ
    もちろん、別にこうした「普通のエロシーンテキスト」は、それ自体特に悪いものでは無い。萌えゲーやイチャラブゲーの場合なら、シナリオが良ければ「普通のエロシーンテキスト」なら普通に使えるからだ
    とはいっても、そこは貪欲なエロゲオタなわけで、そのヒロインならでは、もっと言えばそのゲンガーさんを生かしたエロテキストを楽しみたいところで、
    それを解決するために、日常のイチャラブ描写の台詞をエロシーンテキストに合わせるというのは、特にこの二つのシナリオみたいに、ヒロインの台詞が中心になるシナリオだと実にエロく嵌まる
    まず台詞の雰囲気が共通しているので、キャラがぶっ壊れる危険性も少ないし、少なくともテンプレエロ台詞の羅列に終わることもない
    日常のイチャラブ台詞と同じじゃ退屈するだろう?と思うかもしれないが、ここがエロゲーの偉大なところだ。まず、音声においては、同じような台詞でも「日常」と「エロシーン」では「トーン」が違うわけで、
    日常では聞き慣れた恋の語りの台詞が、エロシーンではぶっちゃけおチンコをおねだりするような文脈でエロボイスが炸裂したりすると、エロゲ声優さんの演技力の偉大さと日本語の融通無碍さに改めてフル勃起せざるを得ない
    こうしたエロテキストの特徴は、今回のちこたむさんのエロCGにも素晴らしくマッチングしている。ちこたむさんは、実のところヒロインや作品によって画風を結構変えていく人なので、
    あくまで「今回の作品に限っては」とさせて貰うけれども、今作はどちらかといえば、構図にしても、ヒロインのエロシーン時での表情にしても、エロさを押し付けるような絵にはなっていなくて、
    いくぶん控え目なタッチで、ヒロインのひんぬー体型と可愛いらしい表情を全体的に見回せるようなCGとなっている。CGを見た途端にエロイ!と思わせるよりも、
    まずは「そのような体位やポーズや表情や服装(コスプレ)をしているんだな」と絵の全体を把握した上で、そこで「エッチなことをしている」となって初めてエロな気分にさせるようなCGだ
    比喩的に言えば、これは「御飯」的なエロCGであって、そこには「色んなオカズ」を乗っける必要があるし、逆に言えば「色んなオカズ」を「のっけることができる」CGだとも言える
    始めから、エロCGがある種のエロ味付けがある場合、それは極論を言えばCGだけで、エロゲで言えばその「エロCGに合わせた」テキストが必要になるが、逆に言えばエロテキストのオカズはそれだけ限定されるわけ
    それでは、このちこたむ画伯の秋田小町のようなエロCGに対する「おかず」は何かと言えば、それが上に言ったような「イチャラブシーンのような台詞をエロシーンで囁く」といった、強いて言えば「梅干し」とでも言えよう
    こういうエロCGの場合だと、CGのエロさに興奮すると言うよりも、そのいっけん味が薄いエロCGのエロさを、ユーザーが自分のなかで「このヒロインとエッチしているんだ」といった感じで妄想していくエロさが必要なので、
    そこで「日常的なイチャラブシーンと同じような甘い台詞」を「しかし日常的なシーンとは違う、味が薄いながらもエッチなCG」と「明らかにエロさを含んだボイス」が化学合成されると、
    御飯の中に含まれる甘みが梅干しにの酸っぱさによって引き出されるように、いっけんひんぬーで色気の薄いヒロイン達のからだや幼げな表情が、実はもの凄い欲望で主人公を求めているのでは無いかという妄想を掻きたてるのだ
    しかし、総合的に評価すると、この作品の中で一番エロかったのは、やっぱり金剛アリスちゃんかなと。歴代のパラソルのちこたむヒロインの中でも三本の指に入るとおもう
    まぁ、僕の性的嗜好のツボを突きまくっているのは否定しない。金髪ロリひんぬーに主人公が依存症気味で捨てられないかと思ってエロに積極的になろうとするも、
    肝心のエロ知識は全くのゼロなので主人公にエロを教えて貰ったらグングンエロ成長して無邪気なドヤ顔で手コキ自慢を小鳥居夕花さんに囁かれたら枯れ果てますよフツー
    基本的にこういう依存症気味なヒロインって、性的には好きでもハードなヤンデレ気味になってしまうと基本的に「引く」じゃないですか
    エッチでも、これが昂じてエロ積極的になりすぎても、そこまで深刻になりすぎても萎えるよなぁって感じだし、本人があまり楽しんで無さそうだと僕としては辛いわけですよ
    この点を、アリスちゃんのエロシーンは、基本的には主人公が「そこまで無理をしなくても良いよ」と適当に宥めながらも、さらにはアリスちゃんに性的知識が皆無なので、
    「主人公に捨てられないためにエッチをします!」はと言っても「でも、ナニをしたら良いんでショウ?」とその依存症めいた脅迫心がそこで若干やわらいで、
    結果的には単に主人公に対して無邪気なおねだりをしているようところがロリヒロインのエロさの真髄なんですよ!エロを知らないヒロインが大胆に無邪気にエロいことをしたいと言わせるのが良いんですよ!
  • しかもこのシナリオの場合、シナリオ評価で書いたように、途中でヒロインのトラウマが解決されて、しかもアリスちゃんが主人公のアレになってその場でエチシーンに入るのも素晴らしいんですが、
    後半からはアリスちゃんの依存症がそのまま主人公のアレに収まる形で、まるでお人形さんのように、主人公に愛されることがそのままアリスちゃんの性癖になってしまっているようなエロシーンで、
  • >「ハイ……一生使って下さい……んんぅぅ……一番奥に当たってるのを感じマス」
    「大好きな人が側にいてくれる……ワタシだけを愛してくれる人が……本当の自分を隠さなくていい……こんなに素晴らしいことがあるなんて……」
    「あっあっあっ……んんぅぅ……ずっとずっと仲良しでいてください……それだけでワタシは……」
  • こんな健気を言葉を何度も囁かれるんですから溜まったモンじゃありませんよもう!
    こう、なんていうんですかね。もちろん見た目もエロエロなヒロインがエロエロに主人公をエッチに誘うのも、それはそれで僕は大好きなんですけど、
    見た目はあまりエロエロじゃなくて、どちらかというと「可愛い」が先立つようなヒロインが、その可愛いような非性的な感情でえっちを主人公に迫ると言うのもエロイし、
    エッチになったらなったらで、そのまま性的に感じまくるだけではなくて、あくまで「可愛い」のレベルに留まりながらも、大胆な台詞やエッチをするような、強いて言えば
    「純愛誘惑」とでも言えるようなこのエロさ
    基本的にわりと直接的なエロさをそのままぶつけてくるイチャラブゲが多いなか、まさにちこたむさんの清純ロリに相応しいエロを描いたパラソルは今後ともちこたむさんに続投して頂いて、
    今度は僕のこのエロレビューを完全に破綻させるような夏芽先輩のエロエロアフターシナリオを優良でも良いから宜しくお願い致しますと土下座せざるをえないのでありました
  • タイトル通りの作品
  • 鬱展開も無く盛り上がるイベントもなくただイチャラブな日常……
    主人公が勢いがあって好感もてますね
    最近エロ以外のテキスト読むのが苦痛に感じるエロゲが多い中でテキスト読むのも苦でないのが久しぶりかな
    エロは本番数で結花6 アリス5 しずか5 遥6
    とりあえずアナルが多すぎ
    個人的にアナルは趣味じゃないんだよねぇ
    テキストももう少しフィニッシュ後の余韻を残してもらいたい
    前作は今も時々起動させるほど使えただけにちょっとガッカリかな
  • メーカー買い。プロットの時点でこんな完成形はメーカーの人でも予想しなかったのではないだろうかwテキストが暴走してる以外王道のエロゲ。ライターはHPに書いてあることは前提としてみんな守ってるんですよ?なのにこんな中身になるとは魂消たなぁ…
  • まず体験版出だしから妹にパンツ見せろとかどうしようかと思ったが、
    他ではまともなことも言っててどっちがお前の素なんだと言わざるをえない。真面目にしたいのか変態にしたいのか
    主人公の人格違う以前に複数ライターの方向性違いすぎじゃないですかーー\(^o^)/個性発揮しすぎで忖度?ナニソレ状態
    キャラも声も音楽もエロもちゃんとユーザーの好むポイントを分かってるし、
    プロットだけなら成長ものとして相応の評価できる話なんだが、どうしてこうなったんだろうw
    あと全体的にエロを詰め込みすぎ感。エロが6枠あるせいかな
    多いのは文句言わないので、ゆめこいみたくいくつかエロだけ別に切り出したほうがスムーズだったですね
    共通は短くそれぞれの個別がその倍くらいの長さ
    部長に足コキされてるのもそうだが、それをアリスに見られその後アリスを騙して手コキさせるのが共通とかシナリオが酷いw
    (他の男にはさせないようには説得済)恋愛日常とは一体
    アリス 異国の地デビューしようとして上手く行かず空回りするヒロインをフォローして一緒に成長するルート(仮)
    スランプなアリスに対して真面目なこと語ってるなぁ…とか思ってたらモデルお願いするところで間違って告白し成功。え。なぜだw
    妹の弁当断るとことか扱いヒデー。と思いつつ、料理作ったことないのに勘で作ろうとするヒロインがここにもいました。オオスギデス
    OPムービーでネタバレしてたアーチェリーから弓道へのジョブチェンジを図る展開も部長すごく説教・説明臭いです
    人に道を強いる感が強く、それもまた弓の道に反するんじゃないかなぁ…あとモブに告白される主人公に違和感。モテ要素あった?
    自己評価低いヒロインが本当の自分を告白する独白力入ってた。それは良いんだけど、、、長ーい。後は文化祭とか普通の平坦な話
    主人公の絵を描くところと入賞する所があっさりと終わってたのは、ヒロインに焦点を当てるという意味でむしろ潔かったかな
    あとオリン○○クのピー音ワロタ。業界の敵だしねwエロは…貧乳好きなら(^^ゞ
    しずか アイドルと学生を両立し完璧に見えるヒロインの隠れた本質を炙り出し一緒に成長するルート(企画時点)
    ただライター自身が「アイドルの彼女と学生が付き合う自然なシナリオ書くの無理やろ」と思ってそう
    偶然ゲリラライブに遭遇し、偶然舞台に誘われ、偶然お昼を一緒し、アイドルがまたベッドに入ってて…シナリオ強引すぎ
    あと奈々が強引に学祭の演劇に勧誘してきてウザいのですが。。。相手の意思無視な上、上から目線でダメ出しとか何様やねん
    しずかはアイドルとして成功しつつも実は役者を目指したかったという話だが、
    自分に足りないのは恋したことがないから付き合ってみたいです→俺「演技のためだな」→即刹那の行動→俺「( ゜д゜)ポカーン」
    →うちの事務所は恋愛OKです→俺「お、おぅ。。。。」
    普通の恋愛物に近づけたいあまりアイドルとして一切現実感ない方向に行ってますやん
    司会者逮捕で偶然空く時間に、演劇部の部室でエッチをせがんで来るトップアイドル…
    その後も奈々の偉そうな話に閉口しつつ、淫臭で匂いそうな部室だなぁ。。。と思わざるをえないお話
    アリスがしずかに手コキ暴露するところは面白かったが、トータルではいい話がなんか色々台無し
    このルートでは打って変わって絵について悩みだす主人公。。。ここまで課題放置しておいてそれはないでしょ
    アリスルートみたいなので良かった。最後は金賞取って世間に公になって堂々と遊園地行って終わり
    自然感を感じさせようとする気は一切なかった。。。絵が気に入るならエロは良かったんじゃないかな
    結花 実は昔両思いだった優秀だが幼馴染と将来の夢の模索と成長を描くルート(予定)
    開始早々ゆめこいの芽唯ルートと同じ匂い(おし○こ)が漂ってくるルート。ライターまだ娑婆にいたのかな(おぃ
    初デートで両方初恋の相手同士だったと告白し合うにも関わらず、流そうとするこの鈍感系主人公ェ
    と思ってからの→おも○し→CGの最中の会話がおかしくね?→コイツやべぇ。。。となるまで5分w
    主人公が生理的に受け付けない人物の予感しかない。だったが…あれ
    共通のアリスと部長のエロ地雷を無難に解体しつつ、付き合ってることを早々にオープンし妹の審査も終えと普通に話続く
    初エッチがボートの上のおっぱい出しての座位等エロに関してのみ総じてハードル高い。今更だがこのゲームお尻多くないっすか?
    シナリオは下の上くらい。ヒロインの言動やエロはツボを押さえてて優秀だが、こなすだけのイベントに加えて
    ヒロインが「私は何のために生きているの?」とか言い出す…(´・ω・`)
    ここでも突然の地震に石膏での打撲からの手紙発見。問題解決に向けてかなりやっつけ過ぎじゃないですかねぇ
    最後は金賞取って絵描きとして順調でヒロインは開業医。ハッピーエンドで最後の一枚絵も良いんだが、、、
    遙 ヤバイのはこのルートでした(白目 過去の挫折経験のトラウマから臆病になってしまった妹を以下略
    妹ガンガン行きすぎwあと主人公妹にヤバイ薬を盛られてないかい?wライター吹っ切ってるなぁ(温い眼差し
    SNSとかタイトル回収とか面白いネタもあるんだが、この兄妹年中先走り垂らし続けてる状態で困る。おむつが必要w
    安楽椅子メトラー妹危ない人やがな。。全般的にイイ話なのだが頭のネジが足りてませんね
    4人で遊園地行って観覧車乗る権利を賭けて3人がビームフラッシュしだすのテラワロタwwwwwwwwライターアホ(褒
    当然コンテストの舞台上でトラウマがフラッシュバックするのだが…母親が策士だったでござる
    まあ金賞取って父親に殴られたりして終わり
    萌 ゆめこいのコスプレ立ち絵用意とかwww
    なんで足コキしかないんや(涙
  • ここは萌えゲーの革を被った独特の味があるブランドな気がするので潰れないようには頑張って欲しい…
  • Parasolにしては頑張った方
  • 歴代Parasol作品の中では大分頑張った方、というよりかは一番よかったのではないだろうか
    タグは学園、部活、寮生活と学園物としてはありきたりな部分のみで特筆すべき点はない
    プロット構成としては共通部で既にある程度面識のある各ヒロインとの交流を経て、主人公が描く人物画の
    モデルを選ぶ段階で個別ルートへと突入する同時派生方の構成
    まず共通部であるが、物語の舞台は学園ものらしく8割ほどが学園と学生寮内で描かれる
    しかしながらこの作品の物語が展開されるスパンが大よそ2ヶ月ほど(コンクールに出展、結果発表)
    という設定の中、ほとんどの時間が
  • 「モデル対象であるヒロインのことを深く知りたい」
  • という主人公の目的のために費やされるので、個別ルートのほぼ全てにおいてヒロインの抱える
    問題解決のために主人公とヒロインが奔走する内容となっている
    そして本来の主人公の目標である人物画でのコンクール入選という部分は個別ルートのラストで
    さっっっっくりと描写されて終了する
  • 個別に関しては上で述べた通りのことを大本に、基本的には一般的なキャラゲーと同じ個別の役割で、
  • 個別入り→ヒロインの抱える問題発覚→主人公と一緒に解決
  • のテンプレで進行していく
    なのだが、如何せん2ヶ月という短いスパンの間の、ほぼ1ヶ月ほどの期間のみを描写しているせいもあり、
    ヒロインとのイベント関連がほぼ皆無という状態になっている
    一応この2ヶ月の間に学園祭が必ず入ってくるので、どのルートに入っても学園祭自体はイベントとして
    発生はするが、共通するイベントはそれのみで後は各々がデートスポットに公園や遊園地、ゲームセンターを
    もってくるだけで、それ以外の定番催しが一切ない
    またこれもキャラゲーとしては珍しく、共通部における各ヒロインの絡みがほぼ存在しない
    一応ではあるが互いに面識があり言葉も交わし、時には主人公のために料理を教えてあげたりと
    一部交流が描かれるヒロインもいるが、基本的には主人公とヒロインの一対一で物語が進行して行き、
    ヒロインたちが一堂に介することは作品中でおそらく一度もなかったのではないだろうか
    後これが非常に気になった点だが、登場人物が全員何かの分野において天才的な才能を
    持っているからなのか、日常の中でのやり取りが以上に説明っぽく、見ていて気持ちが悪かった
    特に結花を交えた各ヒロインが互いに褒めあうシーンは必見で、
  • 「真白先輩って素敵ですよね」
  • 「私なんか全然よ」
  • こんなやり取りが全ヒロイン分との絡みで確実に入り込んでくる
    可愛いって言ってる私可愛いかっ!と思わず突っ込みを入れたくなってしまう
    とこのように、実は上げていけばキリがないほど内容については粗が多い
    UIに関しても全体的にテキストボックスが下部に押し込められすぎて圧迫感と疲労感を感じさせるし、
    部屋着で主人公の部屋に訪れたかと思えば制服姿でおっぱじめる始末
    ただヒロイン一人一人の可愛さや魅力は及第点をいっていたし、その他ヒロインが一切絡んでこない
    共通部の作りもタイトルとコンセプトを貫き通したといえば、ここで言う程の悪い要素とはなり得ない
    特に結花の主人公に対する愛情の熱量は幼馴染というだけあって非常に強く、
    優等生である設定とのギャップもあいまって非常に愛らしく描かれていたように思う
    その他ヒロインも魅力あふれる描写が多かったが、しずかだけは某48の初代センターのような印象が
    こびりついてはなれずに愛できれずに終わってしまった
    他のレビュワーたちが言うように、Parasolらしくはないけど、実にParasolらしい一作であったように思う
    相変わらず共通と個別の切り分けや効果のない技法でまとまりを欠いてはいるが、
    ヒロインたちの可愛さと声優さんたちの技術でごまかし続けているのはある意味奇跡なのかもしれない
    ヒロインとの1対1のイチャラブを売りにするのは今のParasolにはまだ技術的に足りない面が多すぎるので、
    次回作ではまずしっかりと共通部からヒロイン同士を絡ませ、その中でヒロインの魅力を引き出す形で
    頑張って欲しい
  • 「仮定された有機交流電燈のひとつの青い照明」である主人公が、ヒロインの様々な色を「心象スケッチ」する。そんな隙間なく裏打ちされたテーマと、言外には出さない設定を下敷きに、「恋愛日常」というタイトルをそのまま描いた、一切内容に偽りなしなイチャラブゲーの怪作。中でも実妹ルートは盛大にテーマへのアンチテーゼを行うことを両立させ、幼馴染ルートではド直球にテーマそのものに切り込んで来るという、ただのイチャラブとは到底言えない、カオスを綺麗にまとめた類稀なる作品です。最低でも幼馴染と妹の二つだけはやりましょう。長文最初はネタバレなしで、ネタバレで遙ルートと結花ルートのことを重点的に書いています
  • 自身初Parasolでしたが、TLで無自覚な布教を受け購入。たまにはイチャラブゲーするかーと思ってやり始めたらまさかこんな下敷きにした設定やテーマ考察出来る作品だとは思ってもみなかった
    一応最初に基本情報を少しばかり
    BGMは25曲(OPED挿入歌のinst曲除く)、内7曲は各キャラのテーマ曲になってます。各キャラテーマ曲が流れることがかなり多いのでその分少な目に感じるかもしれない
    一枚絵とシーンは差分抜きにして……
  • 結花……9枚(一枚絵):10枚(エロシーン一枚絵):4枚(SD絵):6回
    アリス……7枚:11枚:4枚:6回(共通での1シーン含む)
    しずか……7枚:10枚:4枚:7回
    遙……7枚:10枚:3枚:8回
    他……1枚(集合絵):1枚(萌足コキエロ)
  • まぁまぁ多い方というか少なくはないというか。もう少し普通の一枚絵があってもと思いつつ、こんなもんだよねとも。けど攻略ヒロイン以外の絵が少なすぎるのがなぁ
    そんなこんなで本作、共通がすごい短いです。飛ばし気味にやれば二時間もかからないんじゃないかと
    まぁ正直、共通で挟んだエロシーン二つはいらないっちゃいらないよね。その後のシナリオ展開にはちゃんと絡むんだけど、ちょっと無理やり感があったから別のやり方が欲しかったなと
    今回はとりあえずほぼネタバレなしでは語れることが少なすぎるので以下ネタバレ注意
    先にこれだけは言っておかないといけないのは、本作は頭空っぽにしてヒロインとイチャイチャすることができる萌えゲーです
    ですので、深いこと考えずにプレイするだけでも十分に楽しめるという、本来の萌えゲーとしての要素はちゃんとクリアしていることはお伝えしておきます
    ですが、バックボーンとしてあるだろう裏設定を意識し、それと併せて読み込めば殊更楽しめるような作りになっているのもまた事実です
    それを踏まえて以下どうぞ
    まずこの作品をプレイするにあたって前提条件として必要なのは、「攻略ヒロイン+主人公の苗字には意味がある」ということです
    サブヒロインも含めて各ヒロインの苗字は必ず「色」が入ってることにお気づきの方も多いと思いますが、まず攻略ヒロインは色の三原色+白と、基本ベースと呼べる色が入った苗字であること
    併せて、先輩お三方は意味ないのかと言われそうですがそうではなく、遙を除くヒロインと先輩とで対比構造にするための苗字というのが正しいです
    まぁ対比構造に関しては書いた方が話が早いので書いちゃいますと、
  • 「真白」結花⇔「黒川」萌
  • 「金剛」アリス⇔「紫苑」夏芽
  • 「赤峰」しずか⇔「碧」奈々
  • と、このように、苗字が相対する先輩の苗字の色と完全に正反対になっています。下二人は各々の色を混ぜるとどす黒くなるわけですが、これはシナリオ展開にも表れてますね
    一方で結花と萌はあくまで混ぜるとグレー。白と黒だから当たり前ですが、こちらは対比ではなく混ぜるということに意味があるシナリオなのでやはり正しいでしょう
    攻略ヒロインの色の意味はルート別感想で後述するとして、一方で、唯一相対するキャラもとい上級生女子がいない遙ですが、
  • 蒼井遙⇔他ヒロイン全員
  • という構図が正しいです。遙に関しては「蒼井遙」という姓名全部に意味があるのですが、こちらも後述
    その上で蒼井翔という主人公ですが、少なくとも相対する相手はいません。誰か作るとしたら橙を入れた漢字の人にでもなりそうですが(橙さんか橙木さんか、何れにしても相当少ない苗字ですが)、蒼井という苗字が意味するところはそれとは別のところでしょう
    では蒼井翔とは何か。キャラ同士の関係性から考えてみましょう
    共通で特筆すべき点は、ヒロインが共通の間で一回も揃わないことです
    共通が始まった段階では一応ヒロインとそれぞれ相互に関係はあるわけですが(しずかと奈々、夏芽はまだ一切関係を持ってない)、共通終わりの時点でひとまず攻略四ヒロインとの関係性は同列になります。いや本音結花>アリス>遙≧しずかだとは思うけど
    共通ではヒロイン同士に面識がない場合も多い中、翔を中心としてサブ含めたヒロイン七人という「色」が集ってくる。主人公は真ん中でこの指止まれをやってるみたいに、輪の中心でみんなが集まるのを待っている、正確には実質的に呼び寄せているのですが、制作中のフィギュアを取り上げられたことがきっかけで、段々と周辺が活気づいていきます
    さて、主人公翔の苗字は蒼井なわけですが、単純に蒼井=青い、というつもりであるならば、一つの仮説を立てられます
    ここで、端的にこの物語と主人公翔を表す、恐らくこの作品のモチーフどころか全体を形作ると思しき、かの有名な詩集から一部を引用してみましょう
    わたくしといふ事象は
    仮定された有機交流電燈の
    ひとつの青い照明です
    (あらゆる透明な幽霊の複合体)
    風景やみんなといつしよに
    せはしくせはしく明滅しながら
    いかにもたしかにともりつづける
    因果交流電燈の
    ひとつの青い照明です
    (ひかりはたもち その電燈は失はれ)
    これらは二十二箇月の
    過去とかんずる方角から
    紙と鉱質インクをつらね
    (すべてわたくしと明滅し
    みんなが同時に感ずるもの)
    ここまでたもちつゞけられた
    かげとひかりのひとくさりづつ
    そのとほりの心象スケツチです
  • ――以上、宮沢賢治「春と修羅」序より引用
  • 「あらゆる透明な幽霊」として集うヒロイン達。その真ん中で青く明滅しながら、心象スケッチをする主人公
    ここまで書けばいいでしょう。春と修羅に於ける「仮定された有機交流電燈のひとつの青い照明」という存在そのもの、それが蒼井翔という人物です
    ――いやまぁ本当は、「蒼」という字は青緑に近い色(寧ろ奈々先輩の「碧」の方が「青」に近い)なので有機交流電燈みたいな青とは間違いなく違う色なんですけど、多分そこまでは考えておらず、青=蒼というつもりではあったのかなと
    とは言っても、苗字に「青」ではなく「蒼」を使っていることそのものも意図的な可能性は割とあります。簡潔に言ってしまえば、色の三原色は「赤・青・黄」ですが、光の三原色は「赤・黄・緑」だからです
    青とも緑とも取れるようにするために青緑っぽい色としての「蒼」、加えて宮沢賢治をモチーフにするための「青」と併せた名付けだとすれば……まぁそこまで考えてるかどうかは流石に微妙でしょうけど
    そんなこんなで、各キャラの「色」に関することを踏まえた上で以下プレイ順に感想
  • 蒼井遙
    最初にプレイしたルートにして確かにどのルートとも毛色が異なるルート。実際にこのルートは明らかに他のどのルートとも浮いています
    遙、という漢字を漢字時点で引いてみると、その内の一つに「さまよう」という意味があります。それを前提として、「仮定された有機交流電燈のひとつの青い照明」であることを主人公が拒否しさまよう話と言えるのがこのルート
    このルートは単体ではあまりにも評価が難しいのでほんと書くの厳しいんですが、ルート内のモノを借りるなら、作中で出てきた二つのクラシック楽曲を取り上げたことがこのルートの本質を端的に示していると言えるだろうなと
    まずは遙のヴァイオリン演奏で使われた「サラサーテのカルメン」。カルメンといえば、ジョルジュ・ビゼーによって作られた、ジプシーの女であるカルメンと、ドン・ホセ、エスカミーリョとの三角関係がメインのオペラであり、ヒロインカルメンは魔性の女として描かれています
    一方サラサーテは自身のヴァイオリン演奏技術に特段の自信を持ち、ツィゴイネルワイゼンに代表されるように自身の演奏技術を誇るために作曲した超絶技巧曲が多い作曲家です
    そのサラサーテによるカルメン幻想曲は、作中での解説通りの曲なわけですが、狂想的なカルメンの題材と、遙が久々にヴァイオリン弾きに復帰するという中で、自身の演奏技術を誇る為の選曲。加えてこの曲はピアノ伴奏だけでやることも多い。となると、実際この選曲しかありえないと思います
    それと、エドワード・エルガーによる「愛の挨拶」。遙の携帯に入ってたあの曲です
    この曲は元々エルガーのピアノの生徒であったキャロライン・アリス・ロバーツと、1888年に婚約をした記念に彼女に送った曲ですが、当時エルガーとアリスの結婚は反対されていました
    というのも、まずアリスはエルガーより八つ年上(アリス当時39歳)であり、且つ一商人の息子であり当時は無名だった作曲家と名門出の陸軍将校の娘という身分の違い、その上エルガーは国内では少数派のカトリック、アリスはプロテスタントと宗教も違うという条件のため、アリスの親族が仲を認めなかったとという経歴があります
    結果的に反対を押し切って二人は結婚するのですが、ロンドンはケンジントンのプロンプトン礼拝堂にて1889年5月8日に行われた挙式での出席者は、新婦側からは従兄弟のウィリアム・レイクスとその妻ヴェロニカ、新郎側からは両親と友人のチャールズ・バックのみという実に少ないものでした
    さて、ここで遙ルートエピローグに於ける遙と翔の疑似結婚式を見てみましょう。教会貸切。列席者なし。実質的な参列者はしすったーに於ける遙と繋がりがある相手だけ――これ以上語ることもないですよね
    そして近親相姦シナリオの肝となることが多い、周りの反応。結論から言えば、そこに関しては深く書いてないだけでその実相当えぐいです
    後述しますが、他シナリオに於いて、結花はだんだん誰かが集うシナリオであり、アリスとしずかは全員が集わなくとも何らかの公認は誰かしらから得る、そんなルートとなっています
    しかし、遙ルートは最終的には二人だけの世界となるだけでなく、ルート中逐一各ヒロインとの一種の離別を描いていきます。その際たるものが文化祭に於ける似顔絵屋で、他ルート攻略三人に対し、改めて付き合えないという事実を突きつけます。そしてそれはあくまで、その前後との関係性ではいられないということを念頭に置いた突き放し方です
    故に作中では結花とは幼馴染として変わらず接するとは言ってますが、それが履行できてるかどうかも怪しいところ。「二人だけの世界」を演出するために、翔から意図的に離れていった、結花が二人を見て離れていった、自然にフェードアウトしていった、の何れかになったんじゃないかと予想します
    そして、文化祭に於いて他ヒロインを全員突き放した後で、遙だけを見つめると決めた主人公は、ミスコンの特別演奏で急に弾けなくなった遙を助けるために壇上に上がるわけです
    どんなに深い闇で覆われていても、絶対にわたしを見つけ出してくれる、お兄ちゃんの輝きだった。(蒼井遙ルート
  • さて、ひたすら兄妹二人の世界を演じるこのルートですが、これをシナリオ上の二人の行動だけに限定せずに全てを俯瞰して見れば、恐らく純粋に兄妹がイチャラブ「出来た」殆どのシーンを切り取っているものと思われます
    色々と箍が外れたシナリオの中にふっと差し込まれる厳しさとして、二人の実の父親が文章上でのみ登場します。兄妹で付き合ってることを話し、絶縁宣言をする。遙は頭が固いと罵るも、結果的にその後認められたというような気配はありません
    この父親の反応は、父親がおかしいわけではありません。語弊を恐れず言えば、ヒロインと実の母親が認めてくれる方が異端、もとい貴重です
    言い方を変えれば、このルートはミスコンの後、関係性がどこかしらで知れ渡ってからは二人共相当厳しい社会の目が向けられていたということが容易に想像できます。それくらいにはドシリアスなルートであり、これだけで一つの重いシナリオゲーにもなりえた話です
    しかしながら、このルートは本来大半を締めたであろうシリアスをほぼ排除、一部シナリオのスパイスになる程度のみ残しました。そして残る枠を全て兄妹二人のイチャラブという、ほぼ物理的な砂糖衣を纏わせた、「シナリオのトリミング」を行った結果、そういった重いパートはほぼ削ぎ落されました
    全体で見れば兄妹二人だけのイチャとラブしかない描写は、ライターがわかっていたからこそ。この構成は、完全に発想の勝利です
    思うに、実質的に兄妹二人だけの世界という殻を被り、一種やりたい放題にも見えるこのシナリオは、一つの近親相姦のタブーを前提とした、本来ドシリアスになるべきシナリオから脱却した、一つの実妹シナリオの完成形と言えるのではないでしょうか
    まとめると、遙ルートは、遠くへだたる、さまようという意より「仮定された有機交流電燈のひとつの青い照明」という目的をかなぐり捨てるルート、その目的から離れるための名前であるという暗示――簡潔に言えば、ひたすらに他人を拒絶していくルートです
    「仮定された有機交流電燈のひとつの青い照明」から「遙」遠い存在、それが蒼井遙というキャラクター。他ヒロインと交わらず、一人だけ「遙」遠くに隔離されたかのような立ち位置にいるのが遙というキャラ
    その結末が兄妹二人だけの教会貸切の疑似結婚式。翔自身もかつていたみんなからは遠く離れてしまったけど、愛する妹さえいれば何もいらないという決意だけを胸に生きていく
    「手と手繋いで fly away」とED曲で歌われたかのように、それまでいた地を飛び去るまで
    兄妹で世界を「ぶらつき」つつ、兄破、妹破をしてやるぞという一種の気概が見れるシナリオでした。――将来は、恐らく暗澹たるものであろうからこその、一時のモラトリアムだけでも、幸せに過ごしてほしいものです
    金剛アリス
    初めの内は、正直頭のオツムが弱いと思ってかなり懸念してたんですよ。いや実際初めての料理を自身で味見しようとしなかったり色々と残念なところはあるのですけど
    結論から言えば、そこもそれなりに伏線として用いれていたので、なんというか、まぁ頑張っていた方かなと
    すごいぶっちゃけると、この作品内では一番語るところがないシナリオではあるんですよね。いや嫌いとか話ではないのですけど
    けどまぁ、正直な所、最後の方割と息切れしてた感があったなと。下着選びの一枚絵とか直後のエロシーンになんで生かさないの意味ないじゃん
    他にもダンスとか歌とか色々披露する機会ありそうだったのに全然シナリオに絡んでないじゃんとか、でもイメージはメシマズの方が強いとか……あれ結構あるな
    ともあれ、シナリオそのものは、スランプ克服のために一旦好きな物から離れてみる、という話です
    とはいえ、馬に接したり、あくまでアーチェリーを見直すための弓道をやったりと、完全に離れていたわけではないんですよね
    それ以外は純粋にイチャラブなので、特段語ることもありません。翔から愛情を受け取って、夏芽から弓の真髄を教わって、料理を結花から学んで、みんなからの期待を自身の成長に変えて
    そんな感じで、オ〇〇ピックで「金」を取るまでの、アリスの一時のスランプからそれを脱却するまでの成長物語でした
    赤峰しずか
    アイドルと付き合うということに対して恐らくライターはかなり苦慮したんじゃないかと思いますが、だいぶうまいことまとめたとは思います。少なくとも私は割と楽しんだ
    まぁ正直、アイドルとかではないけど知り合いに関係性的に少し近い人がいたおかげでその人連想しながら読んでたんだけどな! ぶっちゃけ容姿は七割くらいは似てた
    このルートは、ルートの進行のさせ方が同種のイチャラブ系作品と似通っていることにより、この作品内では却って存在が浮くルートです
    何が浮いてるって、まず物語開始時点で唯一攻略ヒロインの中で主人公ないしは他ヒロインとの関係性が一切ないこと。共通最初で主人公が財布を拾って届けなければ発生しえなかった関係です
    そして何より現役アイドルとの恋愛という、匙加減を間違えずとも割と処理し辛いテーマであることですね。本作では、それを「アイドルの前に一人の可愛い後輩」という体を持ってしてそれを処理しています
    もう一つ、「主人公と当初相反する考えを持つ相手」という、本来ではメインヒロインが持つような考え方の違いを、本作ヒロインではしずかだけが持つことです
    翔と結花、アリスに遙は自身が元々楽しいと思った世界にいるわけですが、しずかだけは他人に用意された自分の居場所で生きているんですよね
    しずかルートを端的にまとめるなら「アイドルが自身の夢を見つける中、その日常で恋愛を知る話」です。そして翔が見つけるは全裸頭ブラジャー載せのしずかとなってこれ以上はいけない
    まぁ正直、アイドルとの恋愛を無理なく進めるために、設定面で実際そんなことはやれないだろ、というようなものは多々あります
    一例として所属する芸能事務所の「恋愛禁止どころか寧ろどんどんやれ令」。恋愛ソングを歌うのなら恋愛は必要だという現実でもよく言われる話。まぁ個人的には割とわかります
    持論として、ロックンロール創成期にチャック・ベリーやバディ・ホリーなど各々スターが誕生したわけですが、中でもビートルズがあそこまで成功したのは、当初全員がフリーの体でいながらも、四人とも当時は彼女がいたからというのが大きいと思っています
    そういや共通で結花を『みんな彼女に恋してる。誰も彼も恋人にしたいと思っているのだよ。』と萌が評したわけですが、まんまチャック・ベリーの「Sweet Little Sixteen」だよなぁとか思ったけど流石に絶対関係ないね、うん
    話を戻して、加えていざどうなってもいいように避妊具を渡しておくこと。枕営業回避前提で、いざ襲われた際の避妊具所持させておくというのは、建前だとしても悪くはない筋の付け方ではあると思います。まぁこれくらいなら実際あってもおかしくはない
    あ、ちなみに避妊具は作中一切使いません。その代り初めの頃は妊娠しないように外出し……って普通に外出しでも妊娠する時はするがな。だったら素直に避妊具使いなさいよと。サイズが合わなくて「そんなことよりおせっせだ!」というならまだわかるけど
    不満点は、どれもえちしーんの導入がくっそ雑な点。導入かな? と思ったらどれも十クリックもしない内に濡れ場に突入して準備も何もあったもんじゃない
    ですが、それ以外はそこまで不満もなく進められました。部屋を間違えて全裸で男のベッドで寝るハプニングから十数年前の歌謡曲かよと形容された半同棲生活へと至った流れとか正直面白い
    いやまぁ本作の中では浮いてるだけであってなんだかんだある種一番「普通」らしいシナリオ故に単体の感想はそんなないという。アリスよりは語れるけど。ひとまず、授賞式以前に絶対そこに至るまでに週刊誌の記者辺りが激写だかなんだかしててバレてそうですけどね
    ちなみにそんなこと言ってますが私個人はすんごい楽しんでやってました。純粋に真面目な後輩という個人的好みなキャラだったことも大きい。アイドルとは言っても慕ってくれる一人の後輩との恋愛ルートとして見れば中々の出来です
    赤い情熱を将来の目標に向かって燃え上がらせる、しずかのやる気と頑張りが見えるルートでした
    けどさぁ、ビアンカ衣装のえちしーんは正直見たかったよ。唯一それだけなくて全自分が泣いた
    ところでアイドル衣装、腹思いっきり丸出しだから全力で冷やして毎回お手洗い駆け込んでそうとか思ってません
    余談ですが、知り合いが少し近いと書きましたが、別途実体験を少し書いておくと、誰かを有名人扱いするか他の知り合いと同等に扱うかということで、先に知り合いとしての関係性が来るというのは割とそうというか、実際そうなります
    当人は飾る気はなくて、けど自身が有名人なのも弁えてるのを見て大人だなーなどと思いはしたわけですが、そういう意味では割としずかはありうるキャラであると私は考えます
    真白結花
    真っ白いキャンバスは、当たり前だが何色にも染まっていない。だからこそ、何色に染まることも出来る。しかし、「白」という色は、その相手を別の色にも変えていく。正にプリズムの如く
    他の人の感想でも散々遙ルートはヤバいと形容されてますが、その実このルートもヤバいです。何がヤバいって単体で見れば実に普通な所。遙ルートと対にした途端にこのシナリオは豹変します
    大まかな流れは、簡潔に言えば遙ルートと真逆と言うのが話が早いと思います。「仮定された有機交流電燈のひとつの青い照明」であることを忠実に実行するわけですから当たり前なのですが
    先に結花というキャラについて語っておくと、「自身がプリズムであることを含め、周りからはプリズムを通したようにしか見られてないヒロイン」です
    結花はしずかですら有名で名前は知っていると言い切るほどの知名度を本来誇っていますが、結花自身は兎角自信が持てないキャラとして描かれます
    どうして自信がないかといえば、一番の原因は幼少期のジャングルジムからの落下→翔を負傷させた事故が一つの大きな要因ですね。これを機に医者になる夢を叶えるために猛勉強を始めるわけですが、後々夢そのものは忘れてしまいます
    夢を忘れた結花は物事の楽しみ方すらも忘れてしまうわけですが、逆にここはある種まっさらになったとも言えるんですよね
    ひとえにこれは、結花自身が何色にも染まっていない=白であると同時、何色にも染まっていない=透明=プリズムであると言えます。白と透明は違うだろと言われそうだけどそれは置いといて
    何が言いたいって、結花ルートは結花と翔が結ばれると同時、「翔という有機交流電燈のひとつの青い照明が発する光を、結花というプリズムを通して各ヒロインの色を映し出す」ということなんですよね。これが結花ルートの肝です
    正直、他ルート同様、ルート単体として考えた際には大きい見どころはありそうで特にありません。結論から言えば、翔と付き合い始めて、自身の自信の無さを克服し、みんなと交流していく様を描いた一種のサクセスストーリー
    それが結実したのがクリスマスパーティーの一枚絵。唯一全員が揃い踏みする場面
    お気づきの方も多いかと思いますが、本作の共通ルートでは、サブヒロインはおろか、攻略ヒロインが一堂に会することは実はありません。多くてしずかを抜かした三人
    そしてサブヒロイン三人を含めれば、全員が一堂に会すのはこのクリスマスパーティーのシーンだけです。それが結花ルートという物語を端的に語っています
    ちなみに、他ルートでは実はKanon問題をやっているのですが、結花ルートではそれが実はありません。結花は医者になれる、アリスはスランプ脱出(金メダル取れるかまでは知らん)、遙はヴァイオリンを再開できる。しずかは……舞台出たか明言されてないのでわかんね。けどアイドル活動そのものはしっかり続けられるのでしょう
    以下に結花ルートに於ける他ヒロインのことをクリスマスパーティーから抜粋
    しずか「いいえ、やはり私の目に狂いはありませんでした。つきましては例の件を進めさせて頂こうかと思います」
    翔「それって……まさか例のジャケットの話?」
    しずか「はい。やはり蒼井先輩の言うとおり、知名度という点で不安視する声は少なくはありませんでした」
    しずか「ですが権威あるコンクールで金賞をとったというのなら話は変わってきます」
    しずか「必ず関係者全員を説得するので、その際はよろしくお願いします!」
    (中略)
    アリス「本当に好きなコトに一生懸命打ち込めば、ちゃんと結果がついてくると証明してくれました」
    アリス「ワタシもショーに負けないように頑張りたいと思いマス! だからサンクスデス」
    (中略)
    翔「だから遙も好きなことを胸を張ってやればいい。隠れて練習なんかしないでもっと堂々とな」
    遙「お兄ちゃん……知ってたの?」
    翔「気付いてないとでも思ってたのか? てか親父達だって気付いてるよ。その上で遙が言い出すのを待ってる」
    遙「そ、そっか……あはは、恥ずかしいね」
    翔「恥なんていくらかいたっていい、それで好きなことを思いっきりできるならな」
    ――以上真白結花ルートより
  • この場面でわかりますが、名言はしていないものの、今後ヒロイン全員との関係性が何らかの形で続く、ないしはヒロインが持つ夢を成就出来ているものと考えます
    結花ルートではこうですが、これが他ルートだと全員が夢を達成できません。遙ルートは言わずもがな、アリス・しずか両ルートも少なくとも結花は医者になれないわけで、どれだけ翔が因果交流電燈になれるかという話ではあります
    こうして、「波乱らしい波乱などなにひとつなく実に穏やかで優しい時間」を過ごしているという、遙ルートでは到底考えられないような結末を迎えるわけです
    結花「この尊くて愛すべき日常をプレゼントしてくれて、ありがとう。この恩は一生をかけてお返しするわ」(真白結花ルート
  • このルートに於ける「白」は、医者が着る白衣=白であると同時、ルートで将来の夢が見つからず、まだ何色にも染まってないヒロイン(=何も描いてないまっさらなキャンバスの白という意味も)を、様々な色と出会わせ変えていき、彼女自身も変えていく色です
    「真白」なキャンバスを様々な色に染め上げ、且つ周りの色をも変えていき、「様々な色(花)を結びあげていく」そんなルートでした
    余談ですが、優等生で落ち着いている幼馴染とかあまりにも好みドストライクすぎてマジでこのルートは羨ましいという感想だったという。二次元転生するならという例え話で結花ルートの翔と言いたくなるくらいには好きになりましたはい
    総括――主に遙ルートと結花ルートを比較して
    先にアリスルートとしずかルートについて語っておくと、この二つのルートは対比もそうですが、同列としても扱うことが出来ます
    まず導いてくれる先輩がいること。攻略ヒロインとは対極の色であることからもわかると思いますが、共にあくまで攻略ヒロインが飛躍するための行動です
    それとやりたいことが当初から明確であることですね。アリスはアーチェリー、しずかはアイドル(女優)と、やりたいことの芯がしっかりしていたからこその導いてくれる先輩がいたということであって
    勿論ヒロイン独自の特徴もあります。しずかは攻略ヒロインの中で唯一当初は一切翔との関係性がない、アリスは親友を増やそうとする中に於いて翔との関係性を構築していく
    ただこれらは、攻略ヒロインの中ではそのヒロインが唯一持つ独自性なので、どちらかというと他作品でのヒロインでの立場に近いです
    アリスは、似た競技でありながらも対極にある競技を体験してみることにより、本来の好きという感情を取り戻した
    しずかは、本来好きであったものから永らく離れていたのを、先輩の誘いに乗る形で楽しみながら復帰した
    この二人のルートは、対比であり、同列です。恐らく結花と遙程力を入れる気はなかったと思うのですが、おまけというほどでもなくしっかりと仕上がっていました
    一方で、(世間的な意味で)後々有名人になったわけではない二人のルートはあまりにも対極です
    先に語っておくと、結花ルートの一部要素は、意図的にアリス・しずか両ルートと同じになるように配置されています
    その同じになるように配置され、遙ルートと対比する上で重要な要素の一例としては告白場面
    遙ルートではそもそもお互いが告白をしたという明確なシーンがないです。対し結花ルートは付き合い始めてからは結花は事ある毎に翔を好きと言っています
    翔「……なんか印象変わったよな」
    結花「私が?」
    (中略)
    結花「私はずっと甘えん坊で、彼氏とイチャイチャラヴラヴしたいって思ってたんだから」
    結花「それに人間は万能じゃないもの。例えどれだけわかり合っているつもりでいても相手のことを100%理解するなんて出来るはずないわ」
    結花「だからこそ言葉が生まれた。なら照れてる場合じゃないわ。私は想いを言葉に乗せる」
    結花「真白結花は翔くんが大好きって……えへへ」
    ――以上真白結花ルートより
  • 結花ルートはとにかく翔について周りに喋る。翔くんが好き、翔君を愛している、翔くんと添い遂げたい。付き合い始めたその初日にクラスのみんなにどうするか翔に尋ねられた時も、「言いたい!」と二つ返事で願望を表しています
    当初はなぁなぁで付き合い始めたに近い状態だったのが、改めて告白する流れ。しずかルートもそんな感じですが、こちらの方がそれをかなり早くにやっています
    対して遥ルートは肝心なことをや本当に大事な事を口で言おうとしません。「さんはい」の掛け声に乗せて実兄の欲望を丸出しにはさせますが、その実自分自身が語るということは多くないです
    ではどうして遙は自身のルートでそういった告白などを自身からはしなかったのでしょう
    簡単な話です。自身の願望が気持ち悪いと思っていることを理解した上で、理解されないだろうと諦めている、それで理解されず拒絶されることを恐れているからです
    しかしながら、いざ理解されたくても、「一般的な常識」に照らし合わせて、「自分の倫理が理解できない」という板挟みに苦しんでいます。それを端的に表しているのがここ
    遙「……気持ち悪いって思わないんですか?」
    結花「どうして気持ち悪いの? 誰かを好きになることは素晴らしいことじゃない」
    遙「だって……兄妹で好きとかそんな……おかしいじゃないですか……」
    結花「兄妹だと好きになっちゃいけないの? その理屈の方がおかしいと思うわ」
    遙「でも……倫理的に普通はあり得ないです……」
    結花「倫理ってなに? 私にはわからないわ」
    結花「だって誰かを好きになることは理屈じゃないもの。好きになるのに立場は関係ない、好きと思っちゃうんだから仕方がないじゃない」
    結花「倫理なんていうのは外側の人の言葉でしょ? そんなものに惑わされて本当の気持ちを押し殺すなんて私には耐えられない」
    結花「普通はあり得ないって言ってたけど、恋は普通じゃないもの。誰にも否定はさせないわ」
    ――以上真白結花ルートより
  • 思うに、名言はしないしするわけもないものの、制作陣は遙ルートをバッドエンドにするつもりもあったのではないでしょうか
    そういうと各所から違うとかおかしいとか言われそうですが、一応根拠としてこれを置いておきます。付き合い始める前、結花ルートで昼食用の弁当を結花に作ってもらうようになった時
    翔「遙にはいつも感謝してるよ。あいつがいなかったら俺はとうの昔に餓死しててもおかしくない」
    (中略)
    翔「遙はなんていうか、ちょっとブラコンの気があるっていうか、基本俺にベッタリなんだよ」
    翔「ただでさえ人見知りなのに、俺にばかり絡んでいていいのかなって……」
    (中略)
    翔「とにかく遙にはもっと広い世界を見てもらいたいんだ」
    ――以上、真白結花ルートより
  • 実の妹が考える幸せを実行するために二人きりの世界へと閉じこもることを選んだ遙ルート
    実の妹の幸せを願うために、妹を自身から突き放そうとし、広い世界を見させようとした結花ルート
    最後の最後で大人になり切れず、幸せを願うばかりに共に茨の道を歩く(=一般的な倫理観と照らし合わせて不幸せになる)ことに決めた遙ルート
    子を谷に突き落とす獅子の如く突き放し、遙に世界を見させようとしたことにより遙が自身で幸せを掴ませることに成功しつつある結花ルート
    この二つは、誰の幸せを考えるかという根は同じですが、それに対する方法と結果が完全に真逆であることは特筆すべき点です
    アリスやしずかのルートではあくまで自身とヒロインとの幸せを念頭に置いていますが、結花ルートではその実翔と結花に加えて遙の幸せも考えています
    そして結花ルートに於けるその目論見が成功しているのは、クリスマスパーティーでの記述からも明らかです
    逆に言えば、クリスマスパーティーの記述から、後は遙が兄への恋慕さえ断ち切れば、あとはどこへでも羽ばたけるくらいには成長をしていました。故に、作中一番成長するキャラは、その実結花ルートに於ける遙になります
    遙は無意識に兄は自分からは離れることはないだろうと思っていた(遙の口癖「さんはい」は無意識に実兄は自身のものという刷り込み……は考え過ぎか)中での結花ルートでの顛末。だけど遙も成長しているからこそ、素直に結花に兄を託すことも出来るようになって
    なので、すごい個人的なコメントを言うならば、遙視点の結花ルートをtrueで持ってきてケリをつけるというシナリオが見たかった。それがあることによって、綺麗に物語を締められたと思うのです
    勿論そういうゲームじゃないのは百も承知なのですが、そこだけ個人的には不完全燃焼で残ってしまったんですよね。まぁ想像の域でも十分構わないのですけど
    兄妹で愛し合う俺たちが往く道は、茨で溢れているのかもしれないけど――(蒼井遙ルートエピローグ
  • 波乱らしい波乱などなにひとつなく実に穏やかで優しい時が俺たちを包み込む。(真白結花ルートエピローグ
  • 作品としては本命であろう結花ルートと完全にその真逆を往く遙ルート。「プリズム lovely day」という結花ルートを完全に歌い上げたOP曲。「一途に恋する女の子とイチャイチャ甘々ADV」という、結花と遙を念頭に置いたとしか考えられないジャンル名
    本当に素晴らしい対比の二つのルートでした
    結花ルートと遙ルートを軸に、ヒロインと共に歩く「幸せな未来」を目指す恋愛日常。それをしっかり描くための名言をしないバックボーン
    プリズムを通し、作品タイトルのデザインにある、ヒロインの苗字の「色」が並ぶパレットに乗せた様々なヒロインの色/顔。プリズムを通したからこそ光り輝く毎日と化し、日常という生きることへ恋愛が加わることによって、幸福に生きることができる
    以上、『青い因果交流電燈の光がプリズムを通してヒロインを映し出し、幸福な生=恋愛日常を心象スケッチする綺麗に連ねられた優良萌えゲー』が本作評です
    また、お気に入りの結花ルートとしずかルートを中心に、この世界に浸りに来れればいいなと思います
    ――実父と主人公が絵描き(美術部所属)。再会系幼馴染はベタ惚れの上で主人公の絵が好き。アイドル活動をする後輩。学園名は櫻乃杜
    散々上でああ言ったわけだし、今更枕の「サクラノ詩」との共通項に関して無理に言及しなくてもいいよね。気付く人は気付いてくれるだろうし
    現状自分から言えることは、サクラノ刻を待たずして、幸福な生という命題が、かなり俗的ながらも出て来てしまったなと
  • アリス可愛い
  • プレイ中のメモ
  • △ 部長にチンコを踏まれるシーン、部長の喘ぎ声がバックグラウンドで流れるの、違和感あるよね?
    ◯ アリス可愛い
    ◯ 結花可愛い
    △ 数学の問題、簡単すぎでは
    ◯ 結花のおっぱい小さいの、良い
    × gaddemuて
    × アリスの立ち絵、もう一つ欲しいな ピースは可愛いけど、ネガティブなセリフの時には違和感があるよさすがに
    ◯ 思ったより、主人公がダメじゃない 高校生ってこんなもんじゃないかな?
    × 結花のCGの構図がダブってるじゃん。結花のバックショットくれよ
    ◯ 結花ルート、起伏がないけど可愛くてよかった。え?これ秋野花さんなの?凄い全然わからなかった
    △ アリスルートも起伏がないけど、まあ可愛いし、いいや
    △ 主人公の課題解決も、どうでもいいや うん
  • 普通に面白い
  • 単純に力作と思う。Parasolは、“絵”と“キャラクター”と“個別ED曲”以外ではこれといった特徴に欠けがちな不安定なブランドで、局所的なセンスの良さを除けば、作風の変化に耐えきれない作品が多かった。琴線に触れるストーリーよりも中の下あたりの益体のない話のイメージが脳裏から離れず、迷走している感すらあった。ところが、この作品は主題と中身とで均整がとれている。登場人物たちが大なり小なり抱えている悩みを解決していくコンセプトは一見重そうだが、学園生活やイチャラブでそれを相殺しつつ、うまく課題と向き合っている。さらに、おかしな方向に展開しないおかげで、全体が“いい話”として纏まっており、中でもアリスルートは実に読みやすい。18禁の要素はやや強引な導入こそあれど、体内の描き込み具合やモザイク処理の精度など、可愛い系の絵にしては頑張っており、しかもアナルは全員完備。声も合っており、総じて侮れない
  • 面白かったけど、遥以外が印象に残らないゲーム
  • 妹が無理
  • 先輩方も攻略したかったな~
  • ルート入った直後の結花さんはなんかちょっと怖い…一歩間違えたらヤンデレ化しそうな気配があるw
    まぁ、それはさて置いて。お気に入りはしずかルート
    このルートのみ主人公のトラウマにも向き合ってるのがポイント高し
    結花やアリスルートではヒロイン中心の物語のみで気付いたら勝手に克服してましたからね…
    ヒロイン固有の問題をクリアした後にもう一伸びあるのが良かったです
    PS.アリスの公式キャラ紹介は見ないほうが無難。結構核心的なネタバレが含まれてます
  • お姉さま方が可愛い
  • 同級2人と年下2人って配分おかしくない?
    お姉さま3人もいるのに?
  • 特に、ちこたむ絵、黒髪ロング和服美人
    堅物そうに見えて冗談も言える愛嬌ある振る舞い
    加えてCV花園めいとか言う完璧過ぎる采配の人
    どうして…攻略できない…
  • 結花
    学園のアイドル
    重い幼馴染、だがそれがいい
    男の声が一切ないから交際をクラスで公開した時の嫉妬と羨望の眼差しを浴びてる感が薄いのがちょっと残念だった
  • しずか
    国民のアイドル
    一日1時間睡眠のアイドルマシーン、人間じゃない
    グループの半分以上彼氏持ちって
  • アリス
    殺人手料理、美味しくなかったら恐いから味見しないなどとのたまう

  • Parasolとは思えない出来!(いい意味で
  • Parasol作品の中で一番良かったと思う
    共有は少し短く感じたが個別はなかなかのボリュームで良かった
    最近のゲームは個別が1時間もしないで終わるのも多いからねぇ・・
  • キャラ萌えできたなら勝ちですね
  • ちこたむ絵最高だしおちっこゲーだしもう神ゲーなんじゃないかな!
  • 主人公とヒロインが心を通わせ、それぞれの心の問題を解決していく物語。(重い話ではないです)
  • 妹以外はプレイしました
    個人的に、近親相姦はちょっと受け入れられないです…
    ※他のゲームでも実妹だけは攻略したことが無いです。無理すぎる。義妹なら問題ないだけど…
    一人分損した気分になるから、実妹をヒロインにするのをやめて欲しいw
  • 主人公が本業を疎かにして趣味に走っている理由が思ってたよりずっとまともだったし、
    ヒロインへの接し方に好感が持てました
    告白が3ヒロインで、軽い感じだったのが意外というか、
    案外他のゲームでは無かったなぁと思いました
    各ヒロインとのストーリーも概ねよかったと思います
    ただ赤峰のストーリーの終わり方は微妙ですね
    アイドルとの交際がバレて、それが世間に受け入れられるってのは、
    現実では起こり得ないでしょうから
    序盤は一番好きなんですけどね
    真白は一番最後にプレイされることをオススメします
    例のごとく、幼馴染は最後にプレイしないと、他のヒロインを攻略する時に…ねw
  • 妹ゲー。甘々と切なさの恋愛日常
  • 一途な恋愛と普遍的な心の問題をテーマとしたキャラゲーで
    シナリオもテーマにしっかり焦点が絞られていて、ブレがなく分かりやすいしテンポ良く楽しめた
    恋愛については「イチャラブ気持ちええわ~」だけでなく
    後ろ髪を引かれるようなシーンが大なり小なり結構あるので
    そういうのが苦手な人は避けた方がいいかも知れない
    個別は各ルート、それぞれ異なる恋愛で色もハッキリしていたが
    妹ルートが最も出来が良くて楽しめた
    【キャラ】
    立ち絵が可愛い。声優陣も良い。背骨もしっかりしている
    各キャラの配役も明確で分かりやすい。部長を攻略出来ないのが辛い
    主人公は例の如く恋愛に関して鈍感だが、それも学生相応の範疇だったし
    話が進めば学んで成長していくので、見ていてイライラさせられることは無かった
    【エロ】
    萌えゲーとしてはHシーンは多めだが、やや唐突に始まる事が多い
    Hシーン中のテキスト量は十分。お漏らし全員完備も嬉しい。妹がエロい
    ・以下はシスコンによる妹ルートの感想。ネタバレあり
    【素晴らしき兄妹愛】
    妹は大天使。とにかく可愛い。お兄ちゃんと呼ばれるだけで飯が三杯食える
    それだけでなく、日常の積み重ねが丁寧に書かれていたので
    話が進むにつれ兄妹の絆を強く感じる事が出来て、イチャラブにも飽きが来ない
    そして積み重ねがあったからこそ、見せ場の兄妹が二人三脚で踏み出す成長物語は泣けた
    中でも、主人公が妹にヴァイオリンを弾いて欲しいと告げるシーンは一番泣いた
    自分の気持ちが完全にお兄ちゃんとなり、主人公が涙を流すタイミングと完全にシンクロして泣いた
    【兄妹愛の覚悟】
    選ばれなかったヒロイン達の想いを振り切り、妹を選んだ主人公の覚悟を演出したのは大変良かった
    そして、その覚悟の積み重ねが2人だけの結婚式となる。これは当然の結果だった言える
    【バランスの良さ】
    この妹ルートは本来ダントツに重いシナリオなのだが、キャッチーな言葉遊びによって
    重さを緩和させながらも、心情を強く印象づけるのが、とても上手いと思った
    【部長】
    いわゆるフォロー役で、主人公をいつも見守ってくれる優しいお姉さんだが
    妹ルートだけは主人公が部長の手助けを必要としておらず
    部長との距離が徐々に開いていきフェードアウトしていくのが切なかった
    また、他のヒロインと恋人になった際は、セックスの事までいじってくるが
    兄妹の関係については踏み込んでこず、それとなく応援するだけ
    こういった細かい部分でも、兄妹愛の重さを演出していたのは良かった
    ・その他
  • 【金髪ロリ】
    天使。可愛い。道着姿はもっと可愛い
    シナリオは主人公とアリスの設定を上手く絡めた学園モノらしい話で、読後感も良い
    優しさと不安の日常の積み重ねがあったからこそ、アリスが全てを打ち明けるシーンは泣いた
    その山場の後にもイチャラブがしっかりあるのも良かった
    【幼馴染】
    長年熟成してきた愛の重さは妹と同等なのだが、こちらの重さには迫力があった
    妹との対決や部長のブラなど面白いシーンは沢山あったが、成長物語の方は薄味だったかなと
    終盤は全員揃ったパーティーがあったり、これから先も皆と繋がりを約束したりと
    全てを振り切った妹ルートとは、色々と真逆だったのが印象的なルート
    【アイドル】
    アイドルが役者として覚醒するまでの話は面白かったが
    終盤は突貫工事で書いたが如く、行き当たりばったりでフワフワしている印象を受けた
  • くすはらボイス目当てでした 僕にとってはそれで正解
  • 可もなく不可もなし、と言ったところでしょうか
    突出したいい点もない代わりに、突出して悪い点もないという
    悪くはないけど良くもない?な感じ
    ただ、くすはらゆいさんの萌ボイスが大漁!
    それだけで僕は満足です
  • 彼女と俺の恋愛日常が絵的にもストライク
  • たけたつさんとやりたいから彼女と俺の恋愛日常も注文しちゃった
  • 【DMM先行独占】 彼女と俺の恋愛日常 「好きが日常だなんて素敵でしょ?」 ヒロイン全員が主人公に愛されようと一途に努力する! 勝手に他の女の子をライバル視して、可愛いヤキモチも。 そんな甘酸っぱい物語をお届けします♡
  • DL版の販売始まったらしい。 5800円だからやけに価格抑えてるな 彼女と俺の恋愛日常
  • 言い忘れてたけど、彼女と俺の恋愛日常、遙ルートは「サクラノ詩」に於けるテーマ描いてて結花ルートは今後「サクラノ刻」で描かれるだろう主人公とヒロインの個としての幸せ(と周りの幸せ)を描いてるからサクラノ詩好きはかのおれやろうな
  • VBRと1カ月差だったから買わなかった彼女と俺の恋愛日常をやってるわけですがニューリンやった後だから金髪アリスガ混ざるよね

ダウンロード: 『彼女と俺の恋愛日常

彼女と俺の恋愛日常』の情報

  • 対応OS:
    Windows:Vista/7/8/10
  • 原画: ちこたむ, 鳴海ゆう
  • シナリオ: 宮村優, 田中タクヤ, 夏森公彦
  • ブランド: Parasol
  • ジャンル: アイドル, 恋愛, ラブコメ, 制服, デモ・体験版あり, DMM独占販売, 学園もの

Reviewer:あじもす @asiamoth,Rating:5/5

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