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レビュー・感想

• 妖と人が紡ぐ純愛伝奇、伝奇ものは大好きなので注目してました
• システムはシンセミアのときのようなチャートがあり良いです
• 桐月氏のシナリオは初めてだったので楽しみにしてました
  とても読みやすくテンポよく話が進行するので非常によかった
• ねこにゃん原画も相変わらず美麗で見ていて癒されますし、
  戦闘シーンでの音楽やOPも雰囲気に合っていて燃えました
• 完全にノーマークだったサブヒロインがかなり魅力的だったのが誤算でした(いい意味で)
• やはりメインはくおんなのでくおん√は最後にやるのをおすすめします
• フローチャートで分岐点もわかりますし、好きな場面へジャンプできるので周回も楽でした
• ちなみにクリア後にそのヒロインがタイトルに出るようになりますが右下の☆で変えられます
• かわしまりの・夏野こおりファンは必見ですね
  他のキャラも個性的でしたが、くおん(かわしまりの)とリーゼ(夏野こおり)は特に素晴らしかった

• 異界を封じる妖の少女・くおんを解放してしまった主人公や、
  幼なじみ、先輩、謎の少女との物語が描かれる純愛伝奇ラブコメ
• 同作品のCMムービー シリアスver.が公開された

• 恐怖・ホラー・伝奇物:
  C 八重より沙織や文香の比率が高い点を鑑みるに、むしろ心理主義的と言うべきか
  A それがこの物語のすべて
  A メインテーマ
• キャラを取り巻く世界観が良いゲーム（旧:雰囲気の良いゲーム）:
  B 雰囲気はいいんだけど
  A さすが桐月さん
  A 安定の桐月氏
• 人外のヒロインが魅力的（人間以外のヒロインが魅力的）:
  A エウスリーゼ
  A やっぱりくおんとリーゼでしょう。後アリーセも
  A くおんとかリーゼとか
• シナリオがいいゲーム:
  A 読みやすい文章で、全キャラ安定して楽しめた
  A 大半のEDがあっさり感強かったものの、全体的に良し
  A 最高でした
• CGが美しいゲーム:
  A 万人向け
  A ねこにゃんにゃん
  B 当然
• ラノベのような展開ですごく読みやすい
• 世界観は好きだし、キャラも魅力的
• 笑いや萌えよりも読ませる文章中心で構成された物語は引き込まれる場面も多々あり
• 超常現象に対する、ヒロインたちの心理描写がメインになった物語のようで
  心理描写に関しては水準以上のレベルの内容になっている
• 既読部分表示並びにジャンプ、プレビュー可能なフローチャートシステムは業界トップクラス
  非常に使いやすい
• 分岐点がわかりやすく、無駄なプレー時間なく攻略できる利点があります
• 読み返したい部分も簡単に検索可能
• 実質セーブロードがなくとも通用するレベルの使い勝手のよさでした
• 全ヒロイン攻略可能。Hシーン等有
  Hシーンの見られないヒロインがいないというのは個人的にはストレスを感じず非常に魅力的でした

登場人物

くおん

身長:169cm 体重:38kg スリーサイズ:B75/ W61/ H83

神社の要石に封じられていた妖怪。
過去には人を食っていた鬼として坂井町の伝承に残っており、涼士を含め都合が悪くなったら殺して食う存在と思っている節がある。
妖の存在でありながら異界を封じることを生業にしているが理由は不明。
知能はあるが気まぐれで好奇心旺盛。

人を殺すのも食うのも特に好きではないが嫌悪を持っているわけでもなく、文字通りどうでもいいと思っている。
人の常識を遥かに超えた身体能力に伸縮自在の爪と炎を使うが、大部分の能力を異界ごと要石に封じられてしまったため、封印から解き放たれた直後はほとんど力を持っていない。
涼士が持つ核には自分の命とも呼べる力が詰まっているため、奇妙な繋がりを持つことになる。
現代文明は見るのも初めてで、新しい物を見つけては興味深くあれこれ聞いてくる面もある。

「数百年ぶりの世は、うるさくてかなわぬ」

CV: かわしまりの

永月 文香 （ながつき ふみか）

身長:158cm 体重:48kg スリーサイズ:B84/ W59/ H88

涼士の幼なじみでクラスメイト。
子供の頃に引っ越してきた涼士と知り合い、ある事件が起きるまではいつも一緒に遊ぶ一番の親友だった。
それ以後は単なるクラスメイト程度に疎遠になってしまっていたが、事件に関わるようになり涼士と再び距離を縮めていく。

食生活に乏しい遠上家にとって頭の上がらない存在。

「ねえりょうちゃん……その女の人って……」

CV: 秋野花

相原 沙織 （あいはら さおり）

身長:165cm 体重:52kg スリーサイズ:B88/ W63/ H90

涼士たちの通う学園の学生会長。
心理学と天体観測を趣味にしており、学園唯一の天文部員。
神社を天体観測のスポットにしており、その縁で涼士と知り合い、今では互いに話し掛ける仲になっている。

事件に巻き込まれる形になり、事態の収束を図る涼士たちに協力をする。
沈着冷静で頭脳明晰を絵に描いたような人物だが、全ての事柄を客観視して一歩引いている面がある。
人間の心の歪みや傷が現実世界に露呈する異界化事件は、彼女にとって興味深くもあり畏れでもある。

「へぇ。
興味深いわね」

CV: 桃井いちご

エウスリーゼ

身長:150cm 体重:30kg スリーサイズ:B70/ W48/ H68

くおんと敵対している少女。
何を目的にしているのか不明だが、異界化を収束させようとする涼士たちと目的が異なる様子。
くおんが他者の生死に興味が無いのと反対に、巻き込まないよう無関係の人間を遠ざける節があるが、それが目的のためか性格によるものかは不明。
目見麗しい女の子だが過去にくおんと戦ったことがあり、推定年齢は数百歳を超える。

現代社会にまぎれて暮しているため、生活に関わりのある物は一通り使えるが、基本的には苦手。

「あの女との付き合いはやめなさい。
身を滅ぼす事になるわ」

CV: 夏野こおり

主人公 遠上 涼士 （とおがみ りょうじ）

身長:170cm 体重:65kg

物語の主人公。
幼い頃に祖父に預けられて以来、坂井町に住んでいる。
そのことが切っ掛けで責任感は人より強いが、どこにでもいる少年の範囲内でしかなかった。

くおんと出会ったことで奇妙な縁を持ち、様々な事件に関わることになる。
体内にくおんが封じられていた要石の核を持ち、手にした鉱物に異界とそれに繋がる力を封じることができる。
その力で異界化した世界を戻していくことになるが、逆に石に力を込めて解き放つこともできる。
くおんの力の大部分が要石の破片と核に吸収されているため、もっぱらくおんの力を使う。

「いい加減にしろ馬鹿猫！
少しは常識を考えろ！」

アリーセ

身長:140cm 体重:25kg スリーサイズ:B69/ W49/ H68

エウスリーゼに付き従う女の子。
涼士に何もさせずに手玉にとるだけの戦闘力を持ちながら、行動は気まぐれを通り越して適当。
街中にふらりと現われては、涼士にたかることもあれば、その場のノリで手助けをすることも。

主人であるエウスリーゼの命令は聞くが、それ以外では何を考えているのか分からない。
主人と違って現代文明に詳しく、携帯の操作も得意。
有名な週刊漫画雑誌は一通り読んでいる。

「ありがとう。
お礼にリーゼのパンツあげ……やっぱり何でもない」

CV: 佐々留美子

三田 春名 （みた はるな）

身長:155cm 体重:47kg スリーサイズ:B78/ W58/ H80

涼士たちのクラスを受け持つ担任の先生。
小柄で優しい外見をしているが、しっかりとした厳しいところのある先生として知れ渡っている。
教師というよりみんなのお姉さん的なポジションだが、本人はもう少し威厳を持ちたいらしい。

行動力があって努力家だが、そのために年配の教師からは少々浮いた扱いをされている。
とある格闘技が大好きで、たまに試合を見に行くことも。

「遠上くん。
何があったのか分かりませんが、困った事があったら先生に相談してね」

CV: 上田朱音

飯塚 香夏子 （いいづか かなこ）

身長:150cm 体重:45kg スリーサイズ:B76/ W55/ H78

涼士たちのクラスメイト。
文香の親友で、涼士たちと疎遠になった後の文香をいつも引っ張ってきた。

明るく活発でクラスのムードメーカー。
運動が得意の体育会系。
家は農家をやっており、日頃から畑仕事を手伝っている。

「ちょっとちょっと、おにいさんっ。
ここにいい子がいますよ」

CV: 宮沢ゆあな

藤岡 直人 （ふじおか なおと）

身長:176cm 体重:68kg

涼士のクラスメイトで幼い頃からの親友。
勉強以外は頼れる男を地で行く存在。
子供の頃は文香も交えた3人でよく遊んでいた。

涼士との関係はその頃から変わらず、お互い今でも一番気の合う関係になっている。
異界化事件が起こってから、休みがちになり行動がおかしくなった涼士を心配している。

「お前らの仲が戻ったのはちっと安心するな。
幼馴染として」

CV: 小次狼

久那崎 理奈 （くなさき りな）

身長:160cm 体重:49kg スリーサイズ:B80/ W58/ H78

涼士たちのクラスメイト。
物静かでいつも文庫本を開いているような文学少女。
家が地元の資産家で、付き合いの長さだけなら文香や直人と並ぶ。
ただ、文香たちほど親しくしていたわけではなく、関係は単なるクラスメイト止まりでしかない。

貧血持ちで、たまに保健室に行く姿が目撃されている。

「遠上くんはいつも変わらないね」

CV: 鶴屋春人

桂木 恭一 （かつらぎ きょういち）

身長:180cm 体重:75kg

学園の先生。
寡黙で厳しいと有名。
すぐに宿題を出す鬼教師として知れており、休めば休んだだけ課題が増えていくため学生から恐れられている。
その姿を機械的として煙たがられる一方で、受験を控えた学年からは好意的に見られてもいる。

学生時代は剣道に打ち込んでいたが、事故で竹刀を振るえなくなった。
それでも今は剣道部の顧問をしている。

「授業は真面目に聞かなくてもいい。
ただ、やるべき事を忘れるな」

CV: 柚木ヒロ

八重 （やえ）

身長:160cm 体重:57kg スリーサイズ:B86/ W61/ H85

涼士の祖父が不在の間に、穂邑神社の管理と清掃をすることになった巫女さん。
寂れた神社であっても、巫女服を着こんで仕事を怠らない真面目な人だが、どこかズレた一面も持っている。

「これだけの社が捨てられているのは、勿体ないですね」

CV: 白月かなめ

内容

山に囲まれた坂井町。
そこに祖父と暮らす遠上涼士は、ある日、奇妙な少女と出会う。
山中にある古ぼけた廃神社。
人の手は入っているものの、誰も由来が分からないそこには、大きな要石が置かれている。
石の中に居たのは一人の少女と、現実を侵食する黒い世界。
少女は涼士を切り裂き、血にまみれた口元に笑みを浮かべた。

異界化。
それは人の心に憑いて、現実を塗りつぶす黒く染まった世界。
そして、要石の核より得たのは、妖の存在を鉱物の中に封じる、石使いとしての力。
くおんを解放してしまった涼士は、事態を収束するため戦う事になる。
妖でありながら、異界を封じる少女――くおん。
疎遠になっていた幼馴染――永月文香。
頭脳明晰な先輩――相原沙織。
そして、彼らの前に現れる謎の少女、エウスリーゼ。

異界とは、そしてこの町に古くから伝わる伝説とは果たして何なのか。
涼士は少女たちと共に、真実を見る事になる。

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